古野電気(6814) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/07/15 04:12
古野電気株式会社
2027年2月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 第1四半期の売上高は381.15億円(前年同期比 +21.8%)、営業利益は56.81億円(前年同期比 +65.3%)と大幅増益を達成
- セグメントでは舶用事業が主力で好調(特に中国での新造船向け販売増と保守サービス堅調)し、産業用事業も受注残を背景に黒字転換
- 期初想定を上回る進捗だが、サプライチェーンや地政学リスクを理由に通期予想は据え置き(為替の影響はプラス寄与)
決算数値概要
- 売上高: 381.15億円 (前年比 +21.8%)
- 営業利益: 56.81億円 (前年比 +65.3%)
- 純利益: 48.81億円 (前年比 +38.2%)
前回決算からの主なUPDATE
- 第1四半期の実績が期初見通しを上回る進捗となったが、通期業績予想は不確実性を織り込み据え置き(部材調達や地政学リスクを注視)
- セグメント動向で、産業用事業は前年同期の損失から当期は黒字化(防衛関連の生産増等が寄与)し、無線LAN事業の損失幅も縮小
- 為替は米ドル・ユーロで円安が進み(Q1平均:USD=156円、EUR=184円)、営業成績にプラス寄与(但し為替変動リスクは残存)
好材料(ポジティブ要因)
- 舶用(商船)市場の手持ち工事量が高水準で、新造船向けや換装、保守サービス需要が継続している点(セグメント売上325.64億円、利益57.36億円)
- 産業用事業の収益改善(受注残を背景とした生産増、時刻同期製品や防衛装備品の寄与)により事業ポートフォリオの底上げが進行
- 財務基盤が堅調(自己資本比率64.2%)で、中期経営計画フェーズ3に伴う成長投資の余地を確保
悪材料(ネガティブ要因)
- 部材(半導体メモリ等)需給逼迫やサプライチェーン混乱の継続により生産・納期リスクが残る点(通期見通し据え置きの要因)
- ヘルスケア分野では中国市場でのコスト競争激化により生化学分析装置の販売が減少、セグメント内の足踏み要因あり
- 地政学リスク(中東情勢、中国の輸出規制等)と為替の逆流(円高転換)は今後の業績にマイナス影響を及ぼす可能性がある