NSDは2029年3月期に連結売上高1500億円(年平均成長率CAGR約8.4%)を目標とし、DAS(DX・AI・ソリューション)を575億→800億に拡大(CAGR約11–12%想定)。成長投資250億円で上流化とAI人材育成を進める点が中期成長の核。
売上は2026→2029年にかけて年平均約8.4%で拡大し、DASはそれを上回る約11–12%成長を想定。営業利益は投資負担で営業利益率が若干低下(16.2%→約15.6%見込み)するものの、営業利益額は増加(190→234億程度)し、EBITDAは高水準を維持。年度別には投資先行の年がありつつも、AI/上流案件の本格化で後半に利益率改善が期待される。
投資の先行による短期的な利益率低下、上流シフトやコンサル強化の実行力不足、M&Aの買収価格・統合リスクが主要リスク。生成AIの進展で中流工程が自動化されると従来収益源が圧縮される可能性。人材獲得・育成が計画通り進まない場合の成長遅延、及び景気後退や公共・金融セクターのIT投資鈍化も懸念。
数値目標(売上1500億、DAS800億、CAGR約8.4%)は明確で、AIと上流化への投資方針は理にかなっている。投資効果とM&A統合の実行力、AI時代の事業再設計が達成の鍵。投資家は投資消化と利益率推移、人材育成の進捗を注視すべき。