ガス販売量の横ばい〜減少を電力小売・ライフサービス・リアルエステートの成長でカバーし、2026年度は料金改定(2026年9月予定)や非エネルギー分野の寄与で売上は微増、利益は安定化〜回復が期待される。
直近(2026年度)会社想定では売上はやや増(約+2%程度)で着地見込み。中期(3年)ではガス販売量の下押し圧力が続くが、電力小売の顧客増加、ライフサービス・不動産の高成長により売上は横ばい〜年率1〜3%の緩やかな増加が想定される。営業利益は原料費動向やガス料金改定のタイミングに依存し、最悪期を脱して段階的に回復、3年累計では営業利益は横ばい〜若干の増加(年平均変動率概ね-5%〜+5%のレンジ)を見込む。
(1)ガス販売量の長期低下(暖冬傾向や需要構造変化)で主力事業の収益基盤が縮小するリスク。
(2)ガス料金の原料価格スライドや規制対応、料金改定が想定通りに実施・反映されない場合、利益変動が拡大。
(3)電力小売競争の激化や顧客獲得コスト上昇、また不動産投資の空室・採算リスクが中期成長シナリオを阻害する可能性。
(4)国際LNG市況や為替変動による原料費ショックが利益を急変させうる。
ガス販売量低下という構造課題がある一方、電力小売・ライフサービス・不動産の成長で収益多角化を進めている。短期は料金改定と原料費動向次第だが、中期(3年)は売上横ばい〜緩増、利益は安定化〜緩やかな回復を期待。ただし、原料市況・料金政策・非エネルギー事業の採算性が鍵となるため、投資判断はこれらの進捗確認が必須。