1. 成長期待のポイント
24/7HDは2026〜2028年の中期計画で売上2,616→3,112百万円を目標(2025実績2,094百万円)。出店拡大+新業態「24/7SPORTS CLUB」拡大、WEB広告効率化で今後3年は年平均約14%の成長が期待される。
2. 成長ドライバー別の分析
新業態/併設店舗拡大(24/7SPORTS CLUB・Pilates・FiT)
- 3業態併設で入会の裾野拡大→FiTからWorkout/PilatesへのLTV向上を想定。
- 2026は直営6店・FC4店出店計画、2028までにSPORTS CLUBを42店へ拡大予定。
- 併設改装で既存店舗稼働率改善、導入店で売上・利益改善実績あり(ピラティス導入で売上+126%等)。
マーケティング効率化(Web広告・NOVAグループ連携)
- PDCAでCPAを45%削減、2025はアクティブ会員+12.6%を実現。2026は会員数+20%目標。
- NOVAグループとの協業でWEBマーケ・物件開発・施工最適化のシナジーが期待され、販促費効率と出店速度が向上。
- FC開発支援により低投資で出店拡大が可能となり成長の資本効率を改善。
コスト統制と不動産関連の収益化
- 固定費削減、近隣統合・運営効率化で損益改善(2026Q2以降は単月営業黒字化を継続)。
- 子会社によるサブリースや仲介で不動産関連収益を確保し、事業リスク分散に寄与。
- 2026〜28年の投資計画(出店投資:2026年400百万円、広告243百万円)を踏まえつつ収益性向上を図る。
3. 今後3年の業績成長イメージ
会社計画は売上:2,094→2,616→2,882→3,112百万円(2025→2028)、3年CAGR約14%。2026年に大幅回復(+24.9%)を見込み、その後は出店と既存店改善で成長率は減速(2027約+10%、2028約+8%)。営業利益は黒字転換を想定し、店舗当たりLTV向上と広告効率化で利益率改善が加速。
4. 課題・リスク
- 集客はWEB広告依存度が高く、入札競争激化でCPA上昇リスクがある。
- 新業態・FCモデルの立ち上がりが想定より遅れると投資回収が悪化。
- 既往の継続的赤字歴・自己資本比率の低さ(中間期自己資本比率約4%)があり、資金・信用面での不確実性。親会社支援に依存する側面も残る。
5. 総括
出店拡大と新業態の定着、広告効率化が計画通り進めば3年で年平均約14%成長が現実的。ただし広告効果維持とSPORTS CLUBの事業性確立が鍵。実行力と資金繰りの健全化を注視する必要あり。