東邦亜鉛(5707) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/14 17:05
東邦亜鉛株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は311億円(前年同期比+15.7%)と増収。銀相場の高止まりが寄与(決算短信 p.1/説明資料 p.4)。
- 営業損失は△2.50億円と損失幅が縮小。会計上の在庫評価損(低価法)14億円を計上した影響があるが、これを除くEBITDAは約15億円の黒字(決算説明資料 p.5)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益は2.59億円を計上。繰延ヘッジ損益の積み上がりや税効果の影響で当期は黒字化(決算短信 p.11, p.12)。
決算数値概要
- 売上高: 311億円 (前年比 +15.7%)
- 営業利益(経常利益): △2.50億円 (前年比 -)
- 純利益: 2.59億円 (前年比 -)
前回決算からの主なUPDATE
- 1Qは通期予想の進捗として、在庫評価損を除くEBITDA/経常利益ベースで約20%の進捗を確認(決算説明資料 p.11)。
- 会計上の在庫評価損14億円を計上。これが当期の損益に大きく影響しているが、実務面では在庫売却・保有資産売却施策でキャッシュ化を進めている(決算短信 p.3/説明資料 p.5)。
- 資本・資金面で改善:自己資本比率は17.0%に上昇、現金・預金は128億円保有、主要行と貸出コミットメント等で資金確保(決算短信 p.5/p.6)。また新株予約権の行使進捗あり(説明資料 p.23)。
好材料(ポジティブ要因)
- 金属市況(特に銀、亜鉛・鉛)が全体的に高水準で推移しており、製錬・リサイクル事業の収益性に追い風(決算短信 p.3/説明資料 p.7)。
- 在庫評価損を除いたEBITDAは黒字化(約15億円)、構造改善・再編の効果が出始めている(決算説明資料 p.5)。
- 資金面での裏付け(主要金融機関の支援、貸出コミットメント、既存の現金猶予)があり、短期的な資金繰り懸念は限定的(決算短信 p.5)。
悪材料(ネガティブ要因)
- 会計上の在庫評価損14億円の計上(銀相場の下落影響)と、銀生産の一時減(設備点検延長)が収益性を圧迫(決算短信 p.3/説明資料 p.5)。
- 自己資本比率は改善したが依然低水準(17.0%)で、継続企業の前提に関する注記で重要な疑義を認識している点は投資家リスク(決算短信 p.5)。
- 非鉄スラグ製品の土壌基準超過に伴う偶発債務の可能性が残り、影響額が現時点で合理的に見積もれない(決算短信 p.14)。