東京製鐵(5423) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/07/17 14:18
東京製鐵株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 鉄スクラップ価格の急騰(中東情勢影響)で原料コストが上昇し、製品価格の出荷反映が遅れたため第1四半期に営業損失を計上(営業損失2,307百万円)。
- 投資有価証券の売却等の特別利益の発生により、四半期純利益は1,882百万円を確保。
- 通期業績予想を修正(売上高増見込みだが採算面は上期の影響で厳しく、通期で営業損失見込み)。配当予想は年間40円を想定。
決算数値概要
- 売上高: 729.27億円 (前年比 △1.3%)
- 営業利益: △23.07億円 (前年比 △148.5%)
- 純利益: 18.82億円 (前年比 △49.5%)
前回決算からの主なUPDATE
- 第1四半期に鉄スクラップ価格急騰の影響で製品価格の値上げが出荷価格へ追いつかず営業損失を計上(前期は営業利益を確保)。
- 投資有価証券や固定資産の売却で特別利益を計上し、四半期純利益を確保(投資有価証券売却益約3,403百万円等)。
- 通期予想を修正(売上高は増加見込み:315,000百万円へ、しかし通期営業損失見込み:△4,000百万円)。配当見通しは通期40円を維持。
好材料(ポジティブ要因)
- 製品価格改定の効果が下期以降に順次出荷価格へ反映される見込みで、下期の採算改善を見込む(経営陣の見通し)。
- 低CO2鋼材(「ほぼゼロ」など)や電炉鋼材の拡販に注力しており、脱炭素・循環型需要の取り込みを通じた高付加価値化の余地がある。
- 財務体質は堅調(自己資本比率約75%台、投資有価証券等の資産売却で流動性対応が可能)。
悪材料(ネガティブ要因)
- 鉄スクラップなど主原料価格の急騰・変動リスクが直撃し、価格転嫁のタイムラグで短期的な採算悪化が発生。
- 電力料・燃料費等コスト上昇圧力と中東情勢の不確実性が継続し、利益回復の不確実性を高める。
- 第1四半期での在庫増(商品・製品や原材料の積増)や現金預金の減少が見られ、短期的な資金繰り・運転資金負担の懸念。