イノバセル(504A) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/06 16:50
イノバセル株式会社
2026年12月期 第2四半期決算
決算の重要ポイント
- 2026年上期は研究開発投資拡大により営業損失が拡大。営業損失は約14.21億円、当期純損失は約16.38億円。
- IPOによる公募増資で約117.5億円を調達し、EIBベンチャーデット(約32.12億円)を完済。結果、期末現金は約109.08億円、自己資本比率は77.8%に改善。
- 主力製品ICEF15の第III相国際共同試験は組入進捗良好(目標290例に対し約250例組入れ、移植完了212例)で、FDAのINDクリアにより米国施設・患者の正式組入れが可能に。米国での商業化支援に関しEVERSANAと契約決議(7/23取締役会)。
決算数値概要
- 売上高: 0.17億円 (前年比 -)
- 営業利益(経常利益): △14.21億円 (前年比 +35.8%)
- 純利益: △16.38億円 (前年比 +33.0%)
前回決算からの主なUPDATE
- IPO(2026/2/24)による公募・第三者割当等で約117.51億円を調達し、欧州投資銀行借入等を返済(資本構成・流動性が大幅に改善)。
- ICEF15の第III相治験:グローバルでの組入が進み、FDAのIND審査通過で米国での正式組入れ開始へ(米国施設準備中)。
- 取締役会でEVERSANAとの米国における商業化支援契約締結を決議(契約締結日7/24)。加えて、連結子会社でのGMP製造により製造受託収入を計上。
好材料(ポジティブ要因)
- 資本調達によるバランスシート強化:期末現金約109.08億円、自己資本比率77.8%で当面の臨床・製造投資資金は確保。
- ICEF15の臨床進捗と規制前進:第III相で組入が進み、FDA側の手続き通過により米国での拡大が可能。米国商業化パートナー(EVERSANA)と連携。
- 自社GMP製造拠点の稼働と受託収入の発生:製造能力を内製化しており、将来の商業供給とCDMO収益化の可能性。
悪材料(ネガティブ要因)
- 高いキャッシュ消費/損失:上期営業活動によるキャッシュ流出は約20.85億円、上期営業損失・純損失ともに拡大。通期予想でも大幅赤字継続見込み(通期営業損失見通し約33.37億円)。
- 事業はICEF15中心であり、承認・商業化の成否に業績が強く依存(臨床・規制リスクが高い)。
- EIBに係るロイヤリティ関連の長期負債計上が残存しており、将来のロイヤリティ支払見込が業績に影響する可能性。