ステムリム(4599) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/09/11 16:24
株式会社ステムリム
2026年7月期 通期決算
決算の重要ポイント
- 事業収益は計上なし(売上ゼロ)。研究開発投資を継続した結果、営業損失が拡大し通期で営業損失約19.99億円、当期純損失約18.51億円を計上(決算短信)。
- 主要臨床パイプラインは着実に進捗:レダセムチドの追加第II相(表皮水疱症)およびグローバル後期第II相(急性期脳梗塞)の患者組入完了など、臨床マイルストーンに到達(決算説明資料、各試験ページ)。
- 手元資金は期末の「現金及び預金」約53.8億円だが(貸借対照表)、現金同等物(CF上)は約21.8億円となっており、定期預金の入出金があり資金構成の把握が重要(決算短信 p.10, p.13)。
決算数値概要
- 売上高: 0.00億円 (前年比 0%)
- 営業利益(経常利益): △19.99億円 (前年比 △1.4%)
- 純利益: △18.51億円 (前年比 +4.0%(損失幅縮小))
前回決算からの主なUPDATE
- 主要臨床試験の患者組入れが完了:レダセムチドの追加Phase2(栄養障害型表皮水疱症)およびグローバルPhase2b(急性期脳梗塞)でLPI達成(決算説明資料)。
- 期末の現金・預金は約53.8億円(貸借対照表:現金及び預金5,377,035千円)が確認される一方、CFベースの現金同等物は約21.8億円(キャッシュフロー計算書:現金及び現金同等物2,177,035千円)となり、定期預金の入出金で差異が発生(決算短信 p.10,p.13)。
- 研究開発費は増加(通期で約14.99億円、前期比増)、SR-GT1等次世代パイプラインやTRIM3/4の非臨床・導出準備を継続(決算短信・説明資料)。
好材料(ポジティブ要因)
- 臨床進捗:重要試験の患者組入完了により、トップライン結果・解析・次段階(申請/第III相検討)への道筋が明確化(決算説明資料)。
- 希少疾病指定と優先審査(表皮水疱症向けレダセムチドがオーファンドラッグ指定)により、承認審査の短縮期待がある(説明資料:表皮水疱症ページ)。
- 知財とパイプライン多様化:レダセムチドに続くTRIM3/4等の候補やSR-GT1(幹細胞遺伝子治療)で特許・AMED助成等の支援を受け、ライセンスアウトによる一時金・マイルストーン獲得の可能性(事業計画資料)。
悪材料(ネガティブ要因)
- 収益化遅延:通期で事業収益はゼロ、開発先行のため継続的な営業損失が発生。マイルストーン収入に依存する収益構造は不安定(決算短信、事業計画)。
- 有効性に関する懸念(急性期脳梗塞):グローバルPhase2bの中間解析では主要評価の統計的有意差が示されなかった旨の速報(ただし探索的シグナルや一部サブグループ示唆あり) — 開発リスクは残る(決算説明資料 Global Phase2b 結果速報ページ)。
- 提携依存と資金リスク:導出先(塩野義製薬等)やマイルストーン取得タイミングに業績が大きく依存。加えて現金の流動性(現金同等物と定期預金の構成)を注視する必要あり(決算短信、事業計画のリスク記載)。