402A東証グロース市場
アクセルスペースホールディングス アクセルスペースホールディングス(402A) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/07/15 04:20
株式会社アクセルスペースホールディングス
2026年5月期 通期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は前期比+58.1%の増収(2,508,363千円)となり、政府系案件(防衛省案件含む)が寄与して受注残高が急増した点(受注残高:53,375百万円)。
- 2026年7月に中分解能衛星「GRUS-3」7機を打上げに成功し、初期運用フェーズへ移行。GRUS-3の商用運用開始と30社超のLOI(意向表明)がマーケット受容を示唆。
- 営業損失・当期純損失が拡大(営業損失 △3,822,923千円、親会社株主に帰属する当期純損失 △4,057,302千円)、営業CFもマイナスで先行投資による資金消費が大きい一方、上場による公募増資等で手元流動性は確保。
決算数値概要
- 売上高: 25.08億円 (前年比 +58.1%)
- 営業利益(営業損失): △38.23億円 (前年比 △53.2%〔損失拡大〕)
- 純利益(親会社株主に帰属): △40.57億円 (前年比 △108.0%〔損失拡大〕)
前回決算からの主なUPDATE
- 大型案件の受注(特に防衛省関連の「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」参画)により受注残高が急増(通期末で53,375百万円)。
- 自社衛星「GRUS-3」7機の同時打上げに成功し、初期運用→商用運用へ移行予定。商用化に向けたLOI獲得が進展。
- 事業組織の再編(2026年3月に機能別組織へ変更)およびセグメントの測定方法見直し(自社衛星開発費の一部をAxelGlobeへ移管)を実施。また、上場に伴う公募増資等で資本を大幅に増加。
好材料(ポジティブ要因)
- 政府系大型案件への参画と受注残高の拡大:安定的な売上計上が見込みやすく、中長期の売上成長基盤に寄与(受注残高 53,375百万円)。
- GRUS-3の打上げ成功と商用運用開始見通し:衛星コンステレーションの撮影能力増強によりAxelGlobe事業の収益化が加速する可能性。LOI多数で需要確認済。
- 上場による資金調達で手元流動性を確保:公募増資+金融機関借入で当面の研究開発・製造投資を賄う体制を確立。
悪材料(ネガティブ要因)
- 大きな営業赤字とキャッシュ消費:営業損失・経常損失・当期純損失ともに拡大しており、営業CFもマイナス(営業CF △5,123百万円)。短期的な利益回復は困難。
- 先行投資の継続と減損リスク:自社衛星・高分解能衛星開発などで研究開発投資・建設仮勘定が増加しており、将来の収益化が前提。回収が遅れれば追加の減損リスクや資金繰り圧迫の可能性。
- 債務側の財務制限条項および契約リスク:借入に財務制限条項が付されており(改定は行われたが監視は継続)、政府案件の要件未達時のペナルティ等が業績へ影響を及ぼすリスクが存在。