TIS(3626) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/07/30 16:09
TISI株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は前年同期比+7.0%の150,111百万円、営業利益は+12.2%の18,347百万円と増収増益を達成(営業利益率12.2%)。
- 受注高・受注残高はソフトウェア開発がけん引し堅調に積み上がり、期末受注残高は前年同期比+9.7%の172,573百万円と受注の先行きが強い。
- 「IntegriA」「PAYCIERGE」などAI関連の事業強化を推進、かつ子会社合併(インテック吸収合併)・大規模自己株取得によるグループ再編・資本政策を実行中。特別利益(投資有価証券売却益)を計上し純利益も増加(前年同期比+15.1%)。
決算数値概要
- 売上高: 1,501.11億円 (前年比 +7.0%)
- 営業利益: 183.47億円 (前年比 +12.2%)
- 純利益: 144.09億円 (前年比 +15.1%)
前回決算からの主なUPDATE
- 2026年7月1日付で株式会社インテックを吸収合併し社名を「TISI株式会社」として発足(グループ一体経営の本格化)。
- 受注動向:ソフトウェア開発を中心に当期受注高は前年同期比+11.3%、受注残高も+9.7%と上振れ(第1四半期資料 p.9–10)。
- 自己株式取得を積極実行(総額500億円枠の取得実行、期中に大規模取得・一部消却決議)により発行済株式・自己資本構成に変化。
好材料(ポジティブ要因)
- 増収増益と営業利益率改善:売上・営業利益ともに前年比増で、売上総利益率・営業利益率が改善し収益性向上を確認。
- 受注基盤の強化:ソフトウェア開発受注が拡大し、期末受注残高が増加しているため中長期の売上見通しの下支え要因となる。
- 戦略的投資と構造改革:AIブランド(IntegriA)、Vertical AI(PAYCIERGE)などの展開とインテック合併により、スケールメリット・ストック収益化のポテンシャルが拡大。自己株取得はEPS・ROE押し上げにつながる。
悪材料(ネガティブ要因)
- 一部セグメントの先行投資や海外事業で収益性低下:オファリングサービスでは先行投資や海外の収益性低下でセグメント利益が減少(第1四半期セグメント別参照)。
- 報酬投資・人材投資の増加:第1四半期で報酬投資を積極化しており、通期でも大幅な報酬投資を織り込んでいるため短期的に販管費負担が増加する見込み。
- 資本政策のキャッシュ負担と財務影響:大規模な自己株取得や消却により現金流出が大きく、期末現金や自己資本に影響。短期借入の増加など流動性・財務構成の変化に留意が必要。