アスクル(2678) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/09/15 15:49
アスクル株式会社
2027年5月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は1,123.45億円(前年同期比△8.2%)で減収、ランサムウェア攻撃後の回復途上で顧客数が完全回復していない
- 営業損失4.18億円、経常損失4.52億円、親会社株主に帰属する四半期純損失5.08億円と赤字転落
- 事業基盤は概ね復旧済み(主要サービスレベルは回復)で、中期経営計画に沿ったAI活用・物流再編・固定費圧縮を推進
決算数値概要
- 売上高: 1,123.45億円 (前年比 △8.2%)
- 営業利益(経常利益): △4.18億円 (前年比 -)
- 純利益: △5.08億円 (前年比 -)
前回決算からの主なUPDATE
- サービスレベルは概ねシステム障害前の水準まで復旧したが、ASKUL事業の中小事業所顧客の回復は途上で売上未回復
- 前期に実施した売上回復目的の価格施策の影響により売上総利益率が低下、結果として営業損失に転化
- 会社は通期業績予想(売上4,900億円、営業利益70億円→2027年予想は490,000百万円、営業利益7,000百万円)に対し修正なし。代表取締役社長は成松氏に移行(体制変更)
好材料(ポジティブ要因)
- 主要サービスレベルは回復済みで、ミドル〜大口顧客はほぼ攻撃前の水準まで回復しているため下期回復の見通しが立てやすい
- 中期経営計画に基づく施策(AI活用による営業支援・パーソナライズ販促、物流拠点再編、固定費圧縮)を本格展開しており収益構造改善余地あり
- グループ会社(アルファパーチェス、フィードなど)の売上は堅調でグループ全体の下支えになっている(Q1:グループ会社・内部取引消去は前年同期比+14.6%)
悪材料(ネガティブ要因)
- ASKUL事業(△12.2%)およびLOHACO事業(△12.3%)の売上減が続き、売上総利益率低下が収益を圧迫
- 第1四半期で営業・経常・当期ともに損失計上。利益回復は下期に依存する見込みで短期回復リスクあり
- ソフトウエア償却費や基幹システム関連費用の増加、及び価格施策による利幅圧迫が続いているため当面の利益率改善が限定的に留まる可能性