ウェルネット(2428) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/10 17:47
ウェルネット株式会社
2026年6月期 通期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は前年比△7.9%で10,059百万円(100.59億円)に減少。前年に計上された大型案件の反動や大口取引先の取扱高減少が主因(資料 p.4, p.10)。
- 営業利益は1,411百万円(14.11億円、前年比△6.1%)、当期純利益は1,081百万円(10.81億円、前年比+0.4%)と利益はほぼ踏みとどまる(資料 p.1, p.4)。
- 株主還元は継続し、年間配当を1株当たり29.50円(期末17.50円、中間12.00円)とし、配当予想は据え置き。株主優待も拡充(支払秘書電子マネーを2,000円分に増額)(資料 p.5, p.8)。
決算数値概要
- 売上高: 100.59億円 (前年比 △7.9%)
- 営業利益(経常利益): 14.11億円 (前年比 △6.1%)
- 純利益: 10.81億円 (前年比 +0.4%)
前回決算からの主なUPDATE
- 2026年4月に通期業績予想を修正(売上高:115億→100億、営業利益:16.8億→13.5億など)。修正理由は想定していた給付金等の成約不振と大口取扱高の減少(資料 Q3 p.7, p.9)。
- それでも配当方針は維持し、期末配当等は据え置き(年間29.50円)。中期計画に基づく株主還元方針(DOE下限5%、配当性向50%)を継続(資料 p.18–23)。
- 事業投資・資本支出を継続(電子マネー、交通DX:ぐるっと北海道、アルタイルトリプルスター等の拡充)、投資有価証券取得や保証金差入で投資CFが拡大(資料 p.4, p.15)。
好材料(ポジティブ要因)
- 電子マネー(本人認証付き支払秘書)や交通DX(アルタイルトリプルスター/ぐるっと北海道)など戦略分野での事業基盤構築が進展しており、中長期の成長ドライバーになる可能性(資料 p.3–5, p.24–31)。
- 収益性の高い基盤事業(マルチペイメント、送金)が安定して推移し、営業利益・純利益は大幅悪化を避けた点は強み(資料 p.4, p.16)。
- 財務基盤は健全化(自己資本は91.91億円、自己資本比率35.4%、実質自己資本比率約76%)で、成長投資や株主還元の継続余地がある(資料 p.1, p.5)。
悪材料(ネガティブ要因)
- 収益の変動要因が大きく、前年の大型案件依存や大口取引先の取扱高変動が業績に直結する構造(顧客集中リスク)(資料 p.18–19)。
- 営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス(△2,116百万円)となり、現金及び現金同等物は期末で13,322百万円に減少。短期的なキャッシュ圧迫や投資資金の確保が課題(資料 p.5, p.15)。
- 業績予想の下振れ要因として、補助金・給付金等の成約状況や大口取引先の取扱高動向に依存する点が継続リスク(資料 Q3 p.9)。