2315東証スタンダード市場
CAICADIGITAL CAICADIGITAL(2315) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/09/14 16:03
株式会社CAICA DIGITAL
2026年10月期 第3四半期決算
決算の重要ポイント
- 連結売上高は前年同期比+22.2%の4,693百万円(約46.93億円)と増収。IoT事業(ネクス)および介護DX事業(善光総研)の連結寄与が主因。
- 営業利益は111百万円(約1.11億円、前年同期比+68.9%)と改善。ただし、持分法投資損失(フィスコ関連)等で経常損失化し、親会社株主に帰属する四半期純損失は▲126百万円。
- 善光総研の子会社化に伴う会計処理で段階取得差益207百万円を計上する一方、株価変動に伴うのれんの減損207百万円を計上(結果的に特別損益で相殺に近い影響)。のれん償却は第3四半期より開始(期末残高:約2,232百万円)。
決算数値概要
- 売上高: 46.93億円 (前年比 +22.2%)
- 営業利益: 1.11億円 (前年比 +68.9%)
- 純利益: ▲1.26億円 (前年比 △121.4%)
前回決算からの主なUPDATE
- 善光総研を2026年2月に子会社化(株式交付)。第3四半期より損益計算書へ連結(3月〜5月分を反映)。のれん計上と第3四半期から償却開始、初年度償却等の会計影響を計上。
- 株式会社フィスコを持分法適用関連会社化(追加取得):持分法適用開始に伴う投資差額の一部を減損し、持分法による投資損失179百万円を計上(営業外費用)。
- 7月1日付でCAICAテクノロジーズのDX/セキュリティ事業をCAICA DIGITALへ承継(吸収分割)し、ソリューション体制を持株側からグループ直下へ再編。
好材料(ポジティブ要因)
- 事業領域拡大による増収基調:ネクス(IoT)と善光総研(介護DX)の連結で売上・調整後EBITDAが改善(Q3累計の調整後EBITDAは199百万円、前年同期比+186.7%)。
- 技術・商用化の前進:Web3×IoT のM2M決済(ステーブルコイン基盤)PoC完了→商用化フェーズへ移行、AI駆動型開発サービスの開始で差別化と生産性向上を狙う。
- 財務基盤の強さ:のれん計上等で総資産は増加したが、自己資本比率は高水準(第3四半期末で88.3%)を維持。現預金も増加傾向。
悪材料(ネガティブ要因)
- 四半期純損失:フィスコの持分法損失(179百万円)や善光総研ののれん減損(207百万円)等の影響で親会社株主に帰属する損失を計上。短期的に純利益にマイナス影響。
- コアITサービスの不確実性:大型SI案件の未受注やハードウェア納品遅延、人材(技術者・BP)確保の難航があり、既存SI売上は計画を下回るリスク。
- のれん償却負担の開始:善光総研ののれん(償却開始)により無資金の費用計上が継続(定額償却229百万円/年想定)、会計上の利益を圧迫する可能性。