パソナグループ(2168) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/07/15 16:17
株式会社パソナグループ
2026年5月期 通期決算
決算の重要ポイント
- 売上高はほぼ横ばいで3,084.96億円(前年比△0.2%)、営業損失は11.49億円に改善したものの黒字化はならず。経常利益は1.38億円の黒字(前期は経常損失)となり、親会社株主帰属の当期純損失は33.88億円に縮小。
- BPOの大型受託案件のピークアウトでBPO売上は減少したが、BPO・エキスパートでの粗利率改善とライフソリューション、地方創生(ニジゲンノモリ等)の拡大で収益改善を進めた。
- 投資・設備(地方創生施設や基幹システム等)やM&A(Radiant取得)など積極投資を継続。期末現金は547.77億円(前期78,664百万円→期末54,577百万円)と減少。配当は期末75円(普通15円+特別60円)を維持。
決算数値概要
- 売上高: 3,084.96億円 (前年比 -0.2%)
- 営業利益(経常利益): △11.49億円 (前年比 +7.1%)
- 純利益: △33.88億円 (前年比 +60.9%)
前回決算からの主なUPDATE
- 通期実績は、2026年4月時点の修正予想(売上3,100億円、営業利益+5億円)に対し、売上はほぼ同水準だが営業は赤字着地(△11.49億円)と予想を下回った。
- 連結子会社ビーウィズを通じてマレーシアのRadiant Communicationを取得(取得日2026/5/29、取得対価約13.73億円)、Omnia LINKの海外展開とCX/AI技術強化を図る方針を明示。
- 配当方針は維持:通期期末配当75円(普通15円+特別60円)。中期VISION期間中は1株当たり75円を下限とする累進配当を継続予定。
好材料(ポジティブ要因)
- BPO・エキスパートでの粗利率改善(セグメントでの粗利率上昇により売上総利益増)により収益基盤が強化されつつある点。
- ライフソリューション(子育て支援、家事代行等)や地方創生・観光(ニジゲンノモリ等)が二桁成長し、セグメント全体の増益に寄与。
- 経常利益は黒字化(+1.38億円)し、来期はオペレーション改善で営業黒字化(計画:営業利益15億円以上)を目指す中期計画を掲げている点。
悪材料(ネガティブ要因)
- BPOの大型受託案件ピークアウトやキャリアソリューション(人材紹介)におけるシステム刷新・人員入替の影響で短期的な売上・成約数が弱含み。
- 人件費(退職給付費用増)やITインフラ利用料改定による販管費増加が続き、コスト構造の改善が必須。
- 期末現金の大幅減(約241億円の減少)と受託関連の預り金減少、ならびに公正取引委員会による調査(子会社)が継続している点はリスク要因。