中外鉱業(1491) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/14 17:49
中外鉱業株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は74,289,206千円(742.89億円、前年比 +28.5%)と増収だが、貴金属市況の下落に伴う棚卸資産評価損等を計上し、営業損失△525,640千円(約△5.26億円)、親会社株主に帰属する四半期純損失△555,492千円(約△5.55億円)に転落。
- セグメント別では貴金属事業が売上の大半(73,531,695千円)を占める一方で営業損失△344,255千円を計上し業績悪化の主因に。
- 流動性・運転資金面での変化が顕著:現金及び預金が前期末比で約2,945,588千円減(約29.46億円減)、原材料・貯蔵品や商品在庫が大幅増(合計で約34.17億円増)、短期借入金や前受金が増加し資金繰り・在庫リスクが拡大。
決算数値概要
- 売上高: 742.89億円 (前年比 +28.5%)
- 営業利益(経常利益): △5.26億円 (前年比 -)
- 純利益: △5.55億円 (前年比 -)
前回決算からの主なUPDATE
- 2026年5月15日に公表したとおり、2027年3月期第2四半期(中間)業績予想を修正(Q1開示でも修正有りと明記)。
- 第1四半期において金・プラチナ等の相場下落を受けた棚卸資産評価損を計上し、前年同期の黒字から大幅に赤字化。
- 在庫(商品・原材料)の積み増しと現金の減少、短期借入金の増加(+608,000千円)および前受金の増加(+1,948,384千円)など、運転資金の構成が変化。
好材料(ポジティブ要因)
- 売上高は大幅増(+28.5%)で需要は堅調。高い販売ボリュームが確保できているため、金属市況が回復すれば利益回復余地が大きい。
- 機械事業は引き続き黒字(営業益 +4,546千円)で事業ポートフォリオの多様化が下支え。
- 大量在庫保有は市況反転時の収益拡大につながる可能性がある(買い場での在庫確保ができている側面)。
悪材料(ネガティブ要因)
- 貴金属相場下落による棚卸評価損が直撃し、主力セグメントである貴金属事業が赤字化。価格リスクが業績に直結。
- 現金の大幅減少(約29.46億円)と短期借入金増加、前受金の変動により流動性・運転資金リスクが高まっている。
- 純資産が前期末比で減少(約10.47億円減)し、自己資本比率や財務余力に与える影響が懸念される。