ヤマハ(7951) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/04 16:00
ヤマハ株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は前年同期比+12.0%で回復(電子楽器・ギターの伸長が寄与)
- 営業利益が大幅改善(前年同期比+200.5%)だが、Q1には米国関税還付の特別収益(約42.66億円)が計上されている点に留意
- 通期予想は売上・事業利益を据え置きつつ、営業利益・税前・当期利益を上方修正(営業利益:380億→425億相当へ修正)※前回予想比で修正あり
決算数値概要
- 売上高: 1,163億円 (前年比 +12.0%)
- 営業利益: 138億円 (前年比 +200.5%)
- 純利益: 107億円 (前年比 +348.8%)
前回決算からの主なUPDATE
- 米国での関税無効判決に伴う還付で、Q1に約42.66億円を「その他の収益」として計上(一次的な利益押し上げ)
- 通期業績予想を修正:営業利益を従来38,000百万円→42,500百万円へ上方(営業利益+4,500百万円)、親会社帰属当期利益は28,000百万円→31,000百万円へ上方
- 新商品投入・価格適正化の効果が顕在化。Q1新商品売上は主要モデルで合計60億円超、価格改定は7月以降さらに加速
好材料(ポジティブ要因)
- 楽器(特に電子楽器・ギター)の販売回復でトップラインが改善(地域・カテゴリーで増収)
- 価格適正化とモデルミックス改善により事業利益率が改善(例:楽器事業のQ1事業利益率が3.1%→8.3%へ上昇)
- 米国関税還付による一時的だが実現済の収益・キャッシュ増(現金残高の増加、四半期末現金約1,209億円)
悪材料(ネガティブ要因)
- 還付収益は非継続的な要素のため、基礎的収益力の改善度合いは過大評価される恐れあり
- 調達コスト上昇(部品・原材料・物流)や地政学リスク等の外部コスト圧力が継続的に利益を押し下げるリスク
- ピアノや一部地域(中国等)で需要の停滞が残るほか、ROE・ROICは依然目標水準を下回っており、中長期での収益性改善が必要