ライトオンは中期経営計画の初年度に大規模な不採算店舗の退店、人員最適化、PB企画力強化など構造改革を推進。2026年以降は再成長に向けたMD抜本見直しや調達コスト低減施策を継続し、売上総利益率と販管費率の改善で利益黒字化を狙う。
2025年度は構造改革の初年度で大規模退店による売上減が顕著だが、販管費の大幅削減と売上総利益率改善で営業損失幅は縮小。2026年度は売上高208億円(前年比約73.9%)、営業利益黒字化を達成見込み。以降はMD見直しとPB強化、ECプラットフォーム拡大を推進し、2029年度の営業利益15億円達成を最終目標とする成長段階に入る。総じて、中期的には売上規模は縮小しながらも収益体質は改善し、持続可能な利益創出が期待される。
アパレル市場の競争激化や物価上昇の影響により、既存店売上の収益性改善が思うように進まないリスクがある。これにより資金繰り悪化や財務制限条項抵触の可能性も存在。ECの売上回復遅延や顧客数の伸び悩みも短期利益改善のネック。加えて、構造改革進捗が計画通りに進まなければ、収益基盤の回復が遅れ、債務超過に陥るリスクが高まる。
ライトオンは大規模店舗退店と販管費削減を軸とした構造改革期から再成長期への移行を目指す。今後3年間は収益体質強化に注力し、2026年度の営業黒字化、2029年度に営業利益15億円達成を視野に入れているが、アパレル市場環境とEC事業の成長、構造改革の進捗が業績回復の鍵を握る。