ブラザー工業(6448) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/06 16:26
ブラザー工業株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上収益は2,533億円(前年同期比+23.0%)と大幅増、四半期として過去最高を更新
- 営業利益は546億円(前年同期比+250.1%)、事業セグメント利益も547億円(前年同期比+195.4%)と大幅改善(米国追加関税の還付や為替のプラス影響が寄与)
- 親会社帰属四半期利益は499億円(前年同期比+325.8%)。非継続事業のエクシング株式一部売却益やMUTOHの連結化が押し上げ要因
決算数値概要
- 売上高: 2,533億円 (前年比 +23.0%)
- 営業利益: 546億円 (前年比 +250.1%)
- 純利益: 499億円 (前年比 +325.8%)
前回決算からの主なUPDATE
- 通期業績予想を上方修正(売上収益:9,100億円→9,800億円、事業セグメント利益:850億円→900億円)し、為替前提の一部(USD)を円安に修正
- MUTOHホールディングスの連結子会社化を反映し、IP(産業用プリンター)事業の売上を取り込む
- 第1四半期において米国追加関税(IEEPA)に関する還付を計上、これが四半期利益を大きく押し上げ
好材料(ポジティブ要因)
- P&S事業:価格対応と消耗品販売の増加により粗利改善が継続(収益のストック化が期待)
- MUTOHの連結化やマシナリーの産業機器で需給好調、産業用領域の成長が中期目標(CS B2027)を後押し
- 財務基盤の健全化(ネット・キャッシュ増加:第1四半期末で約2,340億円、自己株式取得・消却方針あり)で成長投資・株主還元の余地が確保
悪材料(ネガティブ要因)
- 今回の利益押上げの一部は米国関税還付やエクシング株売却の一時要因であり、収益の持続性に注意が必要
- 中東情勢やメモリ・樹脂等の部材価格高騰によるコスト上昇・供給制約リスクは引き続き残存(通期で一定の逆風を織り込む想定)
- 産業用プリンター分野では競争激化の懸念があり、価格・販促の継続が利益率にプレッシャーをかける可能性がある