トリニティ工業(6382) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/07/29 15:17
トリニティ工業株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は前年同期比で微増(+1.5%)の90.17億円。ただし営業利益は大幅減(△38.5%)で3.89億円に低下。
- セグメント差が顕著:設備部門は増収増益(売上70.65億円・営業利益9.55億円、設備部門売上+8.0%/営業利益+8.1%)だが、自動車部品部門は大幅減(売上19.52億円、△16.5%・営業利益僅少で93.4%減)で全体を圧迫。
- 通期業績予想は変更なし(通期売上400億円、営業利益20億円:前年同期比で営業利益見通しは大幅減)。(決算短信・中期計画資料参照)
決算数値概要
- 売上高: 90.17億円 (前年比 +1.5%)
- 営業利益: 3.89億円 (前年比 △38.5%)
- 純利益: 2.09億円 (前年比 △54.7%)
前回決算からの主なUPDATE
- 4月27日に中期経営計画「中期経営計画(2026-2030)」を公表:2030年度売上目標500億円、営業利益50億円、PBR1倍以上・ROE10%目標、5年間で総資金創出220億円等(資料 P6,P19,P21)。
- 第1四半期実績は設備部門が堅調も、自動車部品部門の需要減で利益が大幅落ち込み。セグメント構成が業績に強く影響している(資料 第1四半期決算短信 セグメント別)。
- 財務面では現金・預金が前期末比で増加(約33.9億円増:10,236百万円→13,627百万円)し流動性は改善。ただし利益剰余金は減少(決算短信 財政状態)。
好材料(ポジティブ要因)
- 設備部門の増収増益:塗装設備等の受注進捗で売上・営業利益ともに拡大し、同社の主力事業の強さを示唆。
- 中期経営計画を公表済み:明確な成長・財務戦略(環境×デジタルの技術展開、海外拠点強化、株主還元強化等)により将来の収益拡大および株主還元の枠組みが整備されている。
- 現金・預金の増加により短期的な安全性・投資余力が改善(設備投資や戦略的なM&A、株主還元が実行しやすい状況)。
悪材料(ネガティブ要因)
- 全社ベースでの利益悪化が深刻:営業利益・当期純利益が大幅減で、採算性の低下が鮮明。今期見通しも営業利益は前年割れの見込み。
- 自動車部品部門の需要減:売上▲16.5%、営業利益ほぼ消滅(▲93.4%)と事業ごとの脆弱性が露呈。自動車市況依存リスクが高い。
- マージン圧迫と利益剰余金減少:売上は維持しても利益率が低下しており、構造的な採算改善が急務(通期目標達成へは収益性回復が前提)。