QPSホールディングス(464A) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/07/15 04:20
株式会社QPSホールディングス
2026年5月期 通期決算
決算の重要ポイント
- 衛星コンステレーション構築が進み、通期売上高は38.03億円(補助金等を含む事業収益は63.12億円)を確保。
- 営業損失は8.33億円となったが、宇宙戦略基金の補助金や共同研究収入等により経常利益は11.66億円、親会社株主に帰属する当期純利益は11.52億円の黒字。
- 財務基盤を強化(シンジケートローン62億円、第三者割当増資約151.74億円、宇宙戦略基金の支援上限212.4億円採択)し、2027年5月期の業績見通し(売上100億円、営業利益3億円)に向けた体制を整備。
決算数値概要
- 売上高: 38.03億円 (前年比 -)
- 営業利益: △8.33億円 (前年比 -)
- 純利益: 11.52億円 (前年比 -)
前回決算からの主なUPDATE
- 防衛省「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」への参画(画像データ取得業務委託契約、売上見込約697億円の案件群)を開始し、中長期の収益基盤を強化。
- 資金調達を実行:2026年1月にシンジケートローン62億円締結、2026年3月に第三者割当増資を実施(発行株式数7,300,000株、調達総額:約151.74億円)。
- 衛星打上げ・運用の状況改善:2025年度に4機の商用機を打上げ、同5号機の復旧により商用運用再開。期末で運用衛星数は9機に到達し、コンステレーション構築を進展。
好材料(ポジティブ要因)
- 大型・安定収入源の獲得:防衛省関連の大口委託契約(画像データ取得業務等)に参画し、中期的な収入安定化が期待される。
- 財務基盤の強化:増資・シンジケートローン・宇宙戦略基金採択による十分な資金余力で製造・打上げ投資を継続可能。
- 衛星稼働数の拡大によるスケール効果:運用衛星増加に伴い観測頻度が向上、データ販売とサービス拡大の収益化余地が大きい。
悪材料(ネガティブ要因)
- 営業面の赤字と先行投資負担:衛星の増加に伴う減価償却・通信費の増加で当面は営業損失が続くリスク。
- 技術・運用リスク:過去の衛星(例:5号機、6号機)の故障・減損実績が示す通り、衛星故障による収益悪化や減損リスクが存在。
- 収益の偏重・顧客集中:現状は官公庁向け収入が大きく、民需・海外が十分に拡大しない場合の収益脆弱性。