アンジェス(4563) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/14 17:54
アンジェス株式会社
2026年12月期 第2四半期決算
決算の重要ポイント
- 事業収益は前年同期比+21.2%の約5.02億円と増収。ゾキンヴィ販売とACRLの手数料収入が寄与
- 営業損失は約32.36億円と拡大(研究開発費の大幅増加が主因)で、経常・当期も大幅赤字を計上
- 純資産・自己資本比率が急速に悪化(純資産205百万円、自己資本比率3.5%)し、継続企業に関する重要な不確実性を開示
決算数値概要
- 売上高: 5.02億円 (前年比 +21.2%)
- 営業利益(経常利益): △32.36億円 (前年比 ―)
- 純利益: △27.14億円 (前年比 ―)
前回決算からの主なUPDATE
- 研究開発費の増加:HGF遺伝子治療製品の製造試験や米FDA向け申請準備に伴う外注費・支払手数料が大幅増(R&D費は前年同期比約+71.5%)
- 財務状況の悪化:現金・預金が大幅に減少し、純資産・自己資本比率が急低下。主要債務の支払猶予(期末時点で約21億円の繰延)を受けている点を開示
- 資金調達・資本政策の変更:第46回新株予約権の一部行使・社債発行で資金調達する一方、取締役会で第46回新株予約権の取得・消却、第47/48回新株予約権および転換社債型新株予約権付社債の第三者割当による発行(GPファンド引受)を決議(重要な後発事象)
好材料(ポジティブ要因)
- HGF遺伝子治療用製品が米国で後期第Ⅱ相で良好結果、FDAからブレイクスルー・セラピー指定を受け、BLA(段階的提出)に向けた準備が進行中(承認時の価値は大きい)
- ゾキンヴィの販売拡大とACRLの拡大新生児スクリーニング受託により事業収益に一定の底上げが発生(製品売上と検査手数料が増加)
- EmendoBioのOMNIプラットフォーム等、ゲノム編集技術でのライセンス/提携可能性があり将来の収益源になり得る
悪材料(ネガティブ要因)
- 深刻な資金繰りリスク:現金残高の大幅減少、純資産・自己資本比率の著しい低下、取引先への支払猶予の存在など継続企業前提に関する重要な不確実性が顕在化
- 大幅な先行投資負担:HGFのBLA準備等に伴う研究開発費や申請関連費用が急増し、当面の損益・キャッシュ削減要因となっている
- 希薄化リスク・条件付償還リスク:大規模な新株予約権・転換社債等による資本政策(第47/48回新株予約権・転換社債の発行予定)が実行されると希薄化や繰上償還の不確実性が発生し得るため投資家は注意が必要