三井化学(4183) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/05 13:27
三井化学株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上高は前年同期比+10.8%の4,600億円、営業利益は+279.8%の484億円と大幅改善(在庫評価益の改善が主因、資料 p.4)。
- 親会社帰属の四半期利益は321億円(前年7億円)で前年比+4,302.3%と急回復。基本1株当たり四半期利益は88.78円。
- 資産・負債とも増加:有利子負債が806億円増加しネットD/Eは0.75へ上昇、現金は期末で2,178億円に増加(資料 p.6, p.8)。
決算数値概要
- 売上高: 4,600億円 (前年比 +10.8%)
- 営業利益: 484億円 (前年比 +279.8%)
- 純利益(親会社の所有者に帰属する四半期利益): 321億円 (前年比 +4,302.3%)
前回決算からの主なUPDATE
- 在庫評価損益の改善(ナフサ等原料価格上昇による在庫評価益の改善)が利益押し上げに寄与(資料 p.4)。
- 自己株式取得(期中)を実施:期中に自己株式の取得で自己株式増(取得額:12,781百万円=約127.8億円)、期末自己株式残高が増加(資料 p.11)。
- 重要な後発事象として、プライムポリマー(PRM)による住友化学の国内PP/LLDPE事業の統合を開始(事業統合は2026年7月1日付で開始、吸収分割①)、今後のポリオレフィン事業再編でのシナジーに期待(資料 p.19)。
好材料(ポジティブ要因)
- 在庫評価差益(ナフサ上昇)が四半期業績を大きく押し上げ、短期的な収益性回復を実現。
- ICT・モビリティ領域など成長セグメントの販売堅調(ICT:+21億円のコア営業増益、モビリティは売上増)、事業構造改善が進展(資料 p.4–5)。
- PRMを中核とした国内ポリオレフィン事業統合により、規模・競争力向上と年間80億円超の合理化目標など中長期の収益改善余地。
悪材料(ネガティブ要因)
- 有利子負債が増加(+806億円)、ネットD/Eは0.75へ上昇。財務レバレッジの上昇は注意点(資料 p.6)。
- 営業キャッシュ・フローは前年同期比で減少(営業CF:140億円、前年454億円)、投資・財務で資金調達依存が強まっている(資料 p.6, p.13)。
- 事業面は依然としてナフサ・中東情勢等の原料価格・供給リスクやナフサクラッカー稼働率の低調化に左右されやすく、利益の変動リスクが高い(資料 p.4, p.5)。