クリアル(2998) の株式情報 | Hooolders最終更新日:2026/08/14 17:39
クリアル株式会社
2027年3月期 第1四半期決算
決算の重要ポイント
- 売上総利益は前年同期比△26.0%の約9.9億円、営業損失(営業利益△2.06億円)で着地し四半期はスロースタート。
- GMVは14.4億円にとどまり通期目標640億円に対する進捗は約2.3%と低調(大型案件組成が下期偏重のため)。
- 不特法3号4号スキームの活用による収益構造の質的転換を進める一方、ホテル大型取得(大阪北船場等)や不動産ST準備など成長投資を継続。収益化は下期以降に期待。
決算数値概要
- 売上高: 73.77億円 (前年比 △26.7%)
- 売上総利益: 9.87億円 (前年比 △26.0%)
- 営業利益: △2.06億円 (前年比 △176.1%)
- 純利益: △1.79億円 (前年比 △196.2%)
前回決算からの主なUPDATE
- 大型案件(特にホテル)の取得・組成に注力したため第1四半期はファンド組成・売却が少なくGMV・収益がスロースタート。
- 7月に「ガーナーホテル大阪本町北船場」等 大阪3物件を取得・運営受託、同時に過去最大の72.13億円規模のファンドを組成(該当案件の収益は2Q計上予定)。
- 不動産ST参入に向けて証券会社買収後の証券システム開発・一種金商の変更登録準備が進捗。海外提携(RealVantageとの基本合意、劣後出資スキーム検討)で資金調達スキーム多様化を推進。
好材料(ポジティブ要因)
- 豊富な顧客基盤:累計投資家数約14.4万人と高い会員基盤、リピート投資率は概ね高水準(過去は85〜90%台)。
- 大型案件・パイプラインの存在:大阪北船場など過去最大案件の組成に成功、開示されている取得パイプラインは合計で大きな規模を有し(公表の合計:約53,603百万円のパイプライン表記あり)将来のGMV上積み余地が大きい。
- 収益構造と財務基盤の改善:不特法3号4号スキームによりフィー中心の収益化が進み、オン/オフバランス併存の下で自己資本比率が改善(直近で25%台へ上昇)。不動産ST参入で調達手段を拡充予定。
悪材料(ネガティブ要因)
- 第1四半期は営業損失を計上:売上総利益・営業利益とも前年同期比で減少し短期的に収益性が悪化。
- GMV進捗の遅れ:第1四半期のGMVは14.4億円に留まり通期目標(640億円)に対する進捗は低く、上期での回復が不可欠。
- 先行投資負担・四半期ボラティリティ:不動産ST開発・証券システム、ホテル運営体制構築などの先行投資で販管費が増加、かつ物件取得・売却のタイミングにより四半期業績の振れが大きい。