1. 成長期待のポイント
売上は既存店の回復+新規店・大型イベント・Webオークションで加速。直近第3四半期は売上+12.3%、営業利益+41.6%と利益拡大。会社予想では2026年度売上+4.3%、営業利益+16.4%で、今後3年は増収・営業利益率改善が期待される。
2. 成長ドライバー別の分析
店舗展開と大型イベント
- 新規出店(大宮店等)と既存店リニューアルで集客力向上、既存店も概ね10%前後の増収実績あり。
- 中野・渋谷・札幌等でのイベントや「大まん祭」等が来店・購買を喚起。
- 店舗網とイベントによるオフライン売上底上げが短中期の成長基盤。
EC・オークション(デジタル販売)強化
- 物流拠点SAHRAを主軸にWeb通信販売を強化、年6回のWebオークションが高落札を記録。
- オンライン比率向上で国内外に販路拡大、希少商品を高付加価値で販売可能。
- EC・オークションの拡大は粗利率向上に直結する想定。
仕入(買取)強化と希少在庫の充実
- 買取強化で販売用の在庫を確保、希少品がオークションで高値更新する好循環。
- 在庫充実は単価・粗利の拡大を支援する一方、在庫回転管理が重要。
- 仕入基盤強化は新店出店・EC拡販の前提条件。
3. 今後3年の業績成長イメージ
ベースケース:会社予想(2026年度)をベースに年平均売上CAGR約3〜5%、営業利益CAGR約8〜12%を想定。好調なイベント・オークション継続とEC比率上昇で粗利率が改善し、営業利益率は数ポイント上昇する見通し。アップサイドでは年間売上CAGR6〜8%、営業利益CAGR15%超も想定可能。
4.課題・リスク
- 消費マインドやインバウンド回復の鈍化で来店・高額落札が低下するリスク。
- 在庫増加は資金負担と評価損リスクを伴い、キャッシュ・フロー悪化の可能性。
- 利息負担が増加(直近で営業外費用の増加傾向)、借入コスト上昇は利益を削る。
- オークション・希少品に依存した収益は変動が大きく、安定成長の重しになり得る。
5. 総括
既存店回復+新規店・イベント・EC強化で今後3年は増収・利益拡大が期待されるが、在庫管理・資金繰りとオークション依存の変動性、金利負担が中期パフォーマンスの鍵。安定志向は慎重監視が必要。