1. 成長期待のポイント
fonfunはM&AによるSaaS/SESのロールアップで急拡大を目指す。2027年売上36億円→2029年100億円(目標)と、資料上では3年間の売上CAGR約68%を掲げる非常に高い成長期待がある。
2. 成長ドライバー別の分析
M&AによるDXロールアップ
- 過去数年で累計11件のM&A実行、買収基準は「黒字・回収5年以内」で規律化している。
- 2027–29計画では追加買収資金想定50億円、獲得EBITDA想定13億円を計上し非連続成長を志向。
- 既存PMIの型化とAI活用によるソーシング・DD効率化でスケールを狙う。
ストック型SaaS(クラウドソリューション)の拡充
- 2026年5月に営業支援SaaS「Sales Performer」を取得しARR/ストック収益を積み増し。
- SaaS比率向上で収益の安定化と高マージン化を図り、長期ARR成長を目指す。
- M&AでのSaaS獲得を優先し、ストック収益の比率を高める方針。
DXソリューション(SES・受託)の拡大と人材基盤強化
- SES・受託でエンジニア約220名(連結)体制を拡大、継続的リカーリング収益を確保。
- YNPなどの子会社化で技術リソースを獲得し、大型案件対応力を強化。
- 人材育成・AIリスキリングで生産性向上を図り、利益率改善を狙う。
3. 今後3年の業績成長イメージ
会社目標は2027年売上36億円・EBITDA7.2億円から2029年に売上100億円・EBITDA20億円を達成するロードマップ。資料ベースでは2026→2029の売上CAGR約68%(3年間)を掲げ、主にM&Aによるストック収益の積み増しとSES基盤の拡大で急成長を実現する計画。
4. 課題・リスク
- のれん・無形資産増加による減損リスク(直近で大規模のれん計上あり)。
- 重度のM&A依存:買収の質・PMI失敗や期待したシナジー不達は業績に直結。
- レバレッジ拡大と金利・景況リスク:追加借入想定が大きく財務負担増の可能性。
- 「SaaS市場の変化」「AIによるビジネスモデル淘汰」など市場構造変化の影響。
5. 総括
短期的にはM&A主導で高成長が期待できるが、高いCAGR目標は実行力と統合成功、のれん管理、財務健全性の維持が達成の鍵。投資判断はPMIの進捗と四半期ごとの実績確認が重要。