東証プライム市場

九州電力(9508)

概況

最終更新日:2026/07/31 16:14
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

燃料費低下で2026年3月期は増益。2027年1Qも増収増益、配当維持だが通期は減益見込み。

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主力事業

発電・送配電と小売が中核。再エネ・LNG販売やICT等の周辺事業で収益源を多角化。

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業績

Q1は増益基調だが通期予想は減益見通し。核燃料減損や燃料費変動、補助金の期ズレが影響要因。

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注目点

通期予想では営業・経常利益が減益見通し。燃料費調整や原子力稼働影響、自己資本比率約20%に注意。

最新決算の要点

最終更新日:2026/07/31 16:14
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九州電力株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高・営業利益・四半期純利益が前年同期比で大幅増加:売上高+6.9%、営業利益+34.9%、親会社株主に帰属する四半期純利益+30.7%。
  • 包括利益が大幅改善(63,521百万円、前年同期比+91.0%)し自己資本比率が20.9%へ上昇。
  • 通期業績予想および配当予想は修正なし(通期売上高2,300,000百万円、年間普通株配当50円見込み)。

決算数値概要

  • 売上高: 5,326.87億円 (前年比 +6.9%)
  • 営業利益: 834.30億円 (前年比 +34.9%)
  • 純利益: 610.98億円 (前年比 +30.7%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 前年同期比で収益性が改善:売上高・営業利益・純利益が揃って増益(Q1ベースでの改善)。
  • 資金構成の変化:期末現金及び預金が237,398百万円(約2,373.98億円)に減少し、コマーシャル・ペーパー45,000百万円(450.00億円)を計上。
  • 会社は通期の業績見通し・配当方針を据え置き(通期営業利益見込みは2,100億円/配当は普通株50円想定)。

好材料(ポジティブ要因)

  • 強い収益改善:営業利益が前年同期比で約35%増、短期的な収益力が改善している点はポジティブ。
  • 包括利益・自己資本の改善:包括利益が大幅増加し、自己資本比率が19.9%→20.9%に上昇(財務基盤の改善)。
  • 安定配当の継続:通期配当予想50円を維持しており、株主還元方針が安定している。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 流動性の低下:現金・預金が大幅減となり、短期資金(CP計上)での調達に依存している点は注意。
  • 送配電事業の赤字圧力:当第1四半期で送配電事業が▲3,448百万円(約▲34.48億円)のセグメント損失を計上しており、収益の足かせとなる可能性。
  • 支払利息の増加:四半期の支払利息が増加(前年同期8,033百万円→当期10,152百万円)しており、金利負担の上昇が収益に与える影響に注意。
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長期成長期待

最終更新日:2026/07/31 16:14
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1. 成長期待のポイント

燃料費低下や託送収益の持ち直し、非電力事業(ICT・エネルギーサービス等)の拡大で売上は緩増期待。一方、燃料調整や原子力稼働の不確実性で利益は年度毎に変動しやすい。

2. 成長ドライバー別の分析

託送収益・卸売収入の改善(需給・市場価格動向)

  • 2026年度は託送収益や卸売収入の変動が業績に直結しており、2027年度ガイダンスは売上+2.3%を見込む。
  • 卸売単価上昇や取引所取引増加があれば短期的な収入押上げが期待できる。
  • 逆に需要減や卸売単価低下があれば収入が下振れるため景気・気候依存度が高い。

燃料費動向と原子力稼働(コスト構造改善の鍵)

  • 燃料価格低下は2026年に収益改善要因。だが燃料費調整や期ズレで経常が悪化する可能性もある(会社側は期ずれを懸念)。
  • 原子力の稼働率回復は発電コスト低下と利益率改善に直結。3年以内の稼働回復状況が業績に大きく影響。
  • 燃料コスト・為替・CIF原油価格の変動が利益変動幅を拡大するリスクとなる。

非電力事業の収益多様化(ICT、エネルギーサービス、海外)

  • ICTやその他エネルギーサービス、海外事業での成長が利益安定化に寄与。Q1でもその他事業の売上構成が一定比率を占める。
  • 国の補助金(電気・ガス料金負担軽減等)は短期的下支え。だが中長期での補助金縮小は注意点。
  • 再エネ・LNG、石炭販売など事業ポートフォリオの最適化で中期的収益化が期待されるが、投資回収に時間を要する。

3. 今後3年の業績成長イメージ

会社は2027年通期で売上2.30兆円(+2.3%)・営業利益2,100億円(▲6.6%想定)を提示。実務上は「売上は年率1–3%の緩やかな成長、営業利益は燃料費や原子力稼働の影響で年度ごとの変動が大きく、シナリオ次第で±10〜20%変動」が妥当。資本支出は高水準でフリーキャッシュは限定的、財務改善は段階的。

4. 課題・リスク

  • 燃料費・為替の急変と燃料費調整の期ずれで利益が一気に悪化するリスク。
  • 原子力の稼働遅延や法規制・安全対応コスト増で想定収益が実現しない可能性。
  • 補助金や政策支援の縮小、需要構造(小売販売電力量の減少)継続で収益基盤が弱まる懸念。
  • 大型設備投資継続による資金需要・金利上昇で支払利息負担増、財務レバレッジ悪化の可能性。

5. 総括

九州電力は需給改善・燃料価格低下・非電力事業拡大で売上は緩やかに成長する見込みだが、原子力稼働状況と燃料費の影響で利益は不安定。投資家は需給指標・燃料価格・原子力稼働の四半期ごとの進捗を注視することが重要。

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