東証グロース市場

マイクロ波化学(9227)

概況

最終更新日:2026/08/12 16:52
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

26/6期は売上1,057百万円、営業損失△927百万円、当期純損失△964百万円。大型受注遅延で減収も鉱山・新規事業へ注力。

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主力事業

マイクロ波技術を核に化学から鉱山プロセスまでの加熱・製錬ソリューションとDPSによる貴金属回収を提供。

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業績

新規契約25件、契約総数61件。自己資本比率8.6%に低下。27/6期は売上1,512百万円で黒字化計画。

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注目点

大型受注遅延で収益と資金に一時的懸念発生も、5億円の長期借入とコミットメントで流動性確保。商号変更と鉱業展開に注目。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/12 16:52
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。

マイクロ波化学株式会社

2026年6月期 通期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高は1,057百万円(約10.58億円)に留まり、前年(1,608百万円)から約34.3%減少。複数の大型プロジェクト受注遅延が主因。
  • 営業損失は△927百万円(約△9.27億円)だが、原価・販管費のコントロールにより5月修正予想(△954百万円)を約27百万円上回る着地。
  • 資金面は長期借入5億円の実行とコミットメントライン継続で短期流動性を確保。鉱山プロセスやDualPore(低濃度貴金属回収)など事業ポートフォリオの拡大を推進中(実証・パイロットの進捗あり)。

決算数値概要

  • 売上高: 10.58億円 (前年比 △34.3%)
  • 営業利益: △9.27億円 (前年比 △594.8%)
  • 純利益: △9.65億円 (前年比 △697.5%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 5月修正予想(売上1,044百万円、営業損失△954百万円)に対し、通期実績は売上1,057百万円、営業損失△927百万円と修正予想を若干上回って着地。
  • 第4四半期に運転資金確保のため長期借入合計5億円を実行(みなと銀行3億、政策金融公庫2億)。コミットメントライン5億円は維持。
  • 事業領域を拡大:低濃度貴金属回収事業(DualPore)を譲受・立ち上げ、鉱山プロセス分野でベンチ/パイロット実証(鉄鉱石還元・マンガン煆焼)やPMET/三井物産とのMOU締結などを推進。

好材料(ポジティブ要因)

  • 鉱山プロセスでベンチスケール実証に成功(約15kgの鉄鉱石還元、数十kgのマンガン煆焼)およびPMET/三井物産との商業化検討MOUで市場拡大の足がかりあり(資料参照:決算説明資料 p17–19)。
  • DualPore(低濃度貴金属回収)を取得し、導入済ラインあり(5ライン)。継続収益化を目指すストック型モデルで新たな収益源を確保。
  • 27/6期は営業黒字化計画(売上1,512百万円、営業利益+50百万円)を提示。原価改善・販管費削減で収益性回復を見込む。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 収益が大型案件に集中しており、受注タイミングの変動で業績が大きくぶれる事業構造(化学産業依存の高さ)。今回も受注遅延で売上大幅減。
  • 大幅な当期純損失(△964.9百万円)計上により純資産が減少、自己資本比率は約8.6%と低水準で財務余力が乏しい(貸借対照表参照)。
  • 営業活動によるキャッシュ流出が大きく(営業CF △459百万円)、長期借入の増加(長期借入金681百万円、1年内返済予定138百万円)により金利・返済リスクと流動性管理の必要性が高い。
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/12 16:52
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1. 成長期待のポイント

マイクロ波化学は2027年6月期に営業黒字化を計画(売上1,512百万円、営業利益50百万円)。鉱山プロセスの社会実装とDualPore(低濃度貴金属回収)の立ち上がりで、今後3年は高成長と粗利率改善が期待される。

2. 成長ドライバー別の分析

鉱山プロセス/金属製錬の社会実装

  • 既に鉄鉱石還元(約15kg)、マンガン煆焼(数十kg)などベンチスケール実証完了。パイロット→商用に移行すれば大口受注が想定される。
  • PMET・三井物産等とのMOU・協業でパイロット→商用化へのパスが明確化。2030年TAMは約1.4兆円、対象市場CAGR約7%(マイクロ波代替ターゲット)。
  • Phase3(実機導入)の獲得が進めば単年度で数億〜数十億円の売上を作るポテンシャル。

DualPore(低濃度貴金属回収:DPS)によるストック型収益

  • 2025年9月に事業譲受、導入済ライン数5ライン。2027年計画ではDPS売上250百万円を織り込み。
  • ターゲット市場:PCB/FCBめっきの低濃度PdでSOM約59億円、SAM118億円、TAM350億円+αと見込む(日本+東南アジア中心)。
  • カートリッジ導入→回収量に応じたストック型収益(継続収入)で収益基盤の多様化と安定化に寄与。

粗利率改善と技術内製化による収益性向上

  • 26/6期は装置製作が粗利を押し下げたが、27/6期は装置案件が一巡し粗利率想定で33.5%→59.9%へ改善見込み。
  • 発振器の内製化(横浜ラボ立上げ)や標準化・基幹部品内製でコスト低減と納期短縮を狙う。
  • 公的助成(NEDO等)や提携先との共同開発でR&D負担を抑えつつ事業化スピードを上げる施策。

3. 今後3年の業績成長イメージ

ベース:2027/6期計画 売上1,512百万円、営業黒字50百万円を起点に、Phase3受注とDPSの拡大が順調なら年率20〜35%程度の売上成長が現実的。保守的想定で2028年売上約1.9〜2.0億円、2029年約2.4〜2.6億円レンジ。粗利率は標準装置・内製化が効き、2027年以降大幅改善(計画で約60%)が続けば営業利益率の安定化が期待できる。

4. 課題・リスク

大型案件への依存と受注タイミング変動が依然の主要リスクで、顧客側投資判断の遅延が業績に直結する。資本効率面では自己資本比率低下と一時的な資金需要(売掛減少等)に注意が必要。DPSの海外展開・商用回収効率、装置スケールアップの技術的課題、競合技術の台頭も成長実現の阻害要因となる。

5. 総括

短期は受注タイミングに左右されるが、鉱山プロセスのパイロット→実機移行とDPSのストック収益化が計画通り進めば、今後3年で収益性の大幅改善と売上拡大が見込まれる。一方、実装・資金・顧客投資動向のモニタリングが投資判断の鍵。

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