東証プライム市場

丸三証券(8613)

概況

最終更新日:2026/07/30 12:47
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

株高と投信販売が追い風となり、2026年度は増収増益。2027年3月期1Qも手数料増で好調を維持。

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主力事業

個人向け証券仲介、投信販売、債券引受やファンドラップ等、手数料・残高連動収益が中心。

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業績

株式受入手数料と投信信託報酬が伸長し営業利益約17.5億(前年同期比大幅増)で収益性が回復。

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注目点

特別配当を継続(第1四半期資料で各期特別15円を明示)。業績見通しは開示せず速報開示方針。

最新決算の要点

最終更新日:2026/07/30 12:47
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丸三証券株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 営業収益は62.51億円(前年同期比+43.2%)、営業利益は17.48億円(前年同期比+342.6%)と大幅増益。主に株式委託手数料および投信の募集手数料・信託報酬の伸長が牽引(資料:第1四半期決算短信)。
  • 経常利益は20.67億円(前年同期比+208.1%)と好調だが、四半期純利益は14.13億円にとどまり前年比+2.1%にとどまる(特別利益の不在や法人税等の増加が影響)。
  • バランスシートが拡充。現金・預金が約107.5億円増、投資有価証券の評価益も拡大し自己資本が増加(資産合計1,028.60億円、純資産533.61百万円)(資料:貸借対照表)。

決算数値概要

  • 売上高: 62.51億円 (前年比 +43.2%)
  • 営業利益: 17.48億円 (前年比 +342.6%)
  • 純利益: 14.13億円 (前年比 +2.1%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 中期経営計画の進捗が加速:日本株の純増額(27か月間)564億円、株式投信の純増額1,795億円と目標を上回る達成率(資料:第1四半期決算短信の事業コメント)。
  • 配当関連の変更:2027年3月期の特別配当を中間・期末ともに15円に設定(前年発表時は2027年の特別配当見通しが10円となっていたため増額の印象)。
  • 期末時点で現金・預金と投資有価証券が増加し資産余力が拡大(現金・預金が前期末比+107.51百万円=約107.5億円)(貸借対照表比較)。

好材料(ポジティブ要因)

  • 株式委託手数料および投資信託関連収入の増加により、売上・営業利益が大幅に改善。収益基盤が強化されつつある。
  • 投信残高とファンドラップの浸透により、残高連動の安定収益(信託報酬)比率が向上している(株式投信残高:1兆3,914億円、信託報酬増加)。
  • 現金・有価証券等の資産増加とその他有価証券評価差額金の拡大で自己資本が増加し、資本規制比率も高水準を維持(資本余力に余裕あり)。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 四半期純利益の伸びは限定的。前期に計上された特別利益(抱合せ株式消滅差益等)の反動と法人税等の増加で純利益は小幅増に留まる。
  • 収益が株式市場・債券市場の状況に大きく依存しており、市場変動リスクが業績に直結する構造(会社も業績予想開示を行わない姿勢を明示)。
  • 販管費(特に人件費・不動産関係費等)が増加しており、収益の継続的な拡大にはコスト管理の重要性が高い(四半期の販管費は前年同期比+13.5%)。
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長期成長期待

最終更新日:2026/07/30 12:47
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1. 成長期待のポイント

丸三証券は株式市場の上昇と投資信託・ファンドラップの残高増加により、手数料収入と信託報酬が拡大中。Q1で受入手数料+43.2%、投信残高+28.8%と高成長を示しており、今後3年はAUM拡大と残高連動型収益の比率引上げで中期的な増収基調が期待される。

2. 成長ドライバー別の分析

株式市況の追い風(マーケット環境)

  • 日経平均の大幅上昇により株式委託手数料が急増(四半期ベースで委託手数料はQ1で+58%前後)。
  • 市場のボラティリティは収益機会にもなるが、上昇トレンド継続で手数料収入の増幅が見込まれる。
  • 金利上昇局面(長期金利の上昇)は債券引受や金利差益にも影響を与える(営業機会とリスクの同時存在)。

投資信託・ファンドラップによる残高連動収益の拡大

  • 投信残高が急増(Q1で約1.39兆円、前年同期比+28.8%)し、信託報酬収入が拡大(Q1で+31.6%)。
  • 2025年7月開始の「丸三ファンドラップサービス」により、売買手数料依存から残高連動収益への構造転換が進行中。
  • 中期計画達成実績(出店・純増目標超過)から顧客獲得力・販売力が確認され、継続的なAUM増加が期待できる。

引受・アドバイザリー(IPO・債券取扱)の拡大

  • 新規上場の引受け実績(最近期で複数件)や地方債・社債の取扱増により募集取扱手数料が増加。
  • 引受・募集の拡大は一時的収益を押し上げるが、中長期では投信残高拡大の方が安定収益源に寄与。
  • 引受案件獲得の拡大はブランド力・営業網の強化に依存するため、継続的投資と関係構築が鍵。

3. 今後3年の業績成長イメージ

直近Q1の強い回復を受け、今後3年は「AUM拡大+残高連動手数料の底上げ」で売上は年平均で概ね5〜12%程度のレンジ(ベースケース約7〜8%)が見込める。営業レバレッジと信託報酬比率上昇により営業利益は売上成長を上回る可能性があり、ネットでの増益基調が期待される。一方、市場急落時は収益が急落するため、レンジは広めに想定される(下方ショックで一時的にマイナス成長も想定)。

4. 課題・リスク

  • 市場依存度の高さ:株式市場や金利の急変で手数料・トレーディング損益が大きく変動する。
  • 残高連動収益化のタイミング:ファンドラップや投信の継続利用が想定通り進まなければ、安定収益化が遅延。
  • 引受案件や大型募集の不確実性:引受需要の減少や競争激化で募集手数料が低下する可能性。
  • 規制・金利環境:金融規制や金利動向(急激な利上げ/利下げ)が債券ビジネスや資産評価に影響。

5. 総括

丸三証券は投信残高増とファンドラップ導入で収益構造の安定化が進む一方、市場環境依存の強さは解消されていない。市場が堅調なら3年で増収増益が期待できるが、市況悪化時のダウンサイド管理が投資判断のポイント。

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