東証プライム市場

野村ホールディングス(8604)

概況

最終更新日:2026/08/06 16:26
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

2026年4月~6月期は増収増益。収益合計6,867億円、税前2,115億円、当期純1,456億円、ROE15.4%、資産68.2兆円。

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主力事業

ウェルス、インベストメント、ホールセール、バンキングの四部門でグローバル展開。IM運用資産は156.4兆円。

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業績

収益(金融費用控除後)は前年同期比約31%増、各部門で増収。IMの運用資産は156.4兆円と過去最高を更新。

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注目点

トレーディング資産増加で総資産68.2兆円に拡大。連結普通株式等Tier1比率は約12.9%、期中レビュー完了。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/06 16:26
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野村ホールディングス株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 収益が前年同期比で増収:収益合計(Total revenue)が前年同期比+18.6%と大幅増加。
  • 利益力が改善:税引前(経常利益相当)が前年同期比+32.0%、当社株主に帰属する当期純利益が+39.2%と大幅増益。ROEは年率換算で15.4%に上昇。
  • インベストメント・マネジメントのAUMが過去最高の156.4兆円、ホールセール部門とIM部門が牽引しており、ストック型収益基盤の拡大が進行中(資料:決算説明資料 P3・P11)。

決算数値概要

  • 売上高: 13,717.1億円 (前年比 +18.6%)
  • 営業利益(経常利益): 2,115.4億円 (前年比 +32.0%)
  • 純利益: 1,455.6億円 (前年比 +39.2%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 四半期レビュー(監査法人による期中レビュー)が完了し(2026年8月6日付)、開示値に変更なし(添付のレビュー報告書)。
  • 運用資産残高(AUM)が6月末時点で156.4兆円に到達し、インベストメント・マネジメント部門の収益が大幅増(資料:決算説明資料 P11)。
  • 期末総資産が前期末比で約5.58兆円増え、資産規模は68.22兆円に拡大。トレーディング資産・負債の増加が主因(資料:第1四半期貸借対照表)。

好材料(ポジティブ要因)

  • ストック型収入の拡大:WM部門のストック収入・ストック資産が過去最高を更新し、収益の安定化が進展(資料:決算説明資料 P8–P10)。
  • AUM増加による運用フィー収入の拡大:IM部門の運用資産156.4兆円で運用報酬が増加、部門の税前利益が過去最高水準(資料:決算説明資料 P11)。
  • 資本・流動性は堅調:連結普通株式等Tier1比率は約12.9%、HQLAは約8.9兆円、LCR約197%と健全性を維持(資料:決算説明資料 P19–20)。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 費用増:金融費用以外の費用が前年同期比+30.9%(人件費や支払手数料の増加が顕著)で、費用の増加は収益の伸びに依存する面が大きい(資料:損益計算書)。
  • 市場依存度と変動リスク:トレーディング収益が増加している一方、トレーディング資産・負債の増加は市場環境悪化時の下振れリスクを高める可能性(貸借対照表、決算説明資料 P13–14)。
  • 「その他」セグメントの採算悪化:その他の税引前損益が期中にマイナスとなっており、一部の調整項目や関連会社損益の影響で変動要因が残る(資料:セグメント情報 P11・P26)。
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/06 16:26
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1. 成長期待のポイント

野村は資産管理(WM)のストック収入拡大、インベストメント・マネジメント(AUM 156.4兆円)の拡大、ホールセールとバンキングの収益回復で今後3年は増収基調。短期市場環境次第だが資本・流動性は堅固。

2. 成長ドライバー別の分析

ウェルス・マネジメント(資産管理)拡大

  • ストック収入・ストック資産が四半期で過去最高を更新し、ストック収入の費用カバー率は約76%に向上。
  • 投信・投資一任の純増が継続(投信・投資一任の高水準の買付・純増を確認)、定常的な運用報酬の拡大へ寄与。
  • フロー収入も回復基調で、顧客基盤(口座数、NISA開設等)とオンライン比率が高く、顧客活動回復時に収益化しやすい。

インベストメント・マネジメント(運用)拡大

  • 運用資産残高(AUM)が156.4兆円と過去最高。買収(マッコーリーの取得等)で規模拡大が実現済み。
  • 運用報酬(アセットマネジメントフィー)が増加しており、事業収益は四半期で過去最高を更新。
  • ACI(American Century Investments)関連損益等の投資損益も寄与し、投資系収益の多様化で収益の厚みが増す。

ホールセール&バンキングの収益性改善

  • ホールセールはグローバル・マーケッツ(FI・EQ)が好調で、部門として過去最高収益・税前利益を更新。投資銀行業務も第1四半期で過去最高水準。
  • バンキングは預金スイープ導入やローン残高拡大で銀行収益が増加、信託・エージェント収益も堅調。
  • オペレーティング・レバレッジが効き始めており、収益増に対して費用比率が改善するフェーズ。

3. 今後3年の業績成長イメージ

直近Q1は収益(金融費用控除後)+31%(6867億円)・税前利益+32%で高成長を示したが、3年見通しは市場循環性を考慮して段階的成長を想定。基準ケースでは年平均売上CAGR:約6–10%、EPS年率:8–12%を想定。インベストメント・マネジメントのAUM増とWMのストック収入定着が中核で、好環境なら上振れ(売上CAGR 10–15%)も可能。一方、市況悪化では横ばい〜マイナス圏も想定。

4. 課題・リスク

  • マーケット依存度:トレーディング収益やAUM増減は市場環境に左右され、ボラティリティ低下で収益急減の可能性。
  • 金利/為替リスク:為替変動や金利環境の変化は金融収益や投信流入に影響。円高は外貨収益を圧迫。
  • M&A・統合リスク:買収による収益寄与が見込み通りでない、あるいは統合コスト/人件費上振れが生じる可能性。
  • 規制・資本コスト:バーゼル規制等の資本要件、TLAC等の変化により収益性に制約がかかるリスク。
  • 競争と顧客流出:グローバル競合や資金シフトでAUM流出が発生すると長期収益基盤に影響。

5. 総括

野村はWMのストック化とIMのAUM拡大、ホールセール強化で構造的な収益力向上フェーズ。市場追い風が続けば今後3年で中期的に堅実な増収・EPS成長が期待できるが、市況依存・統合リスクと資本規制を注視すべき。

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