東証プライム市場

百十四銀行(8386)

概況

最終更新日:2026/08/05 15:26
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

2026年4月~6月の第1四半期は増収増益。貸出金利上昇と株式売却益が寄与し、預金・総資産が増加した一方で債券売却損などで費用も増加。

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主力事業

香川地盤の地方銀行。個人・法人融資に加え有価証券運用やコンサル×ファイナンス、地域共創やDX投資を推進。

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業績

貸出金利上昇と有価証券売却益が寄与し2026年度は過去最高益、2027年見通しも増収増益で中期目標を上方支援。

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注目点

新中期計画でシステム約200億円、人材約50億円投資。最終年度の純利益目標350億円、ROE8%、通期配当予想70円。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/05 15:26
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株式会社百十四銀行

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 経常収益は前年同期比+70.7%の412.21億円と大幅増加(貸出金利息の増加および株式等売却益増加が寄与)
  • 経常利益(営業利益に相当)は前年同期比+29.3%の95.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は+28.4%の61.79億円と増益
  • その他有価証券の評価差額や自己資本比率の堅調(連結自己資本比率(国内基準)10.62%)により財務基盤は良好、通期予想は据え置き

決算数値概要

  • 売上高: 412.21億円 (前年比 +70.7%)
  • 営業利益(経常利益): 95.39億円 (前年比 +29.3%)
  • 純利益: 61.79億円 (前年比 +28.4%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 貸出金利息の増加と株式等売却益の増加により第1四半期で収益が想定より大きく上振れ(経常収益大幅増)
  • 国債等の売却損増加でその他業務費用が拡大し費用構造に変化(経常費用の増加がみられる)
  • 2026年5月取締役会決議分の従業員向け譲渡制限付株式(自己株式154,438株)の処分が完了(2026年8月5日払込完了)

好材料(ポジティブ要因)

  • 貸出金利息の回復:貸出金利息が増加し利息収入が増加、資金運用収益が改善(収益基盤の強化)
  • その他有価証券評価差額の増加:評価益の積み上げにより含み益が拡大、純資産側の余力が増加
  • 資本性指標の安定:連結自己資本比率(国内基準)10.62%と健全で、通期予想の据え置きにより見通しは維持

悪材料(ネガティブ要因)

  • 債券売却損の増加:国債等の売却損が拡大しその他業務費用を押し上げ、費用増が利益を圧迫する可能性
  • 資金調達コスト上昇:預金利息等の資金調達費用が増加しており、純利ザヤの縮小リスクがある
  • 有価証券の市場変動リスク:評価差額は増加しているが、市場変動による評価損発生のリスクは依然存在し収益の不安定化要因となり得る
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/05 15:26
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1. 成長期待のポイント

金利上昇による資金利益拡大と貸出残高の拡大、ポートフォリオ改善による有価証券関連益の増加、コンサル×ファイナンスやDX投資で手数料収入強化を図る。通期計画は経常収益116,500百万円/経常利益33,000百万円/当期純利益21,000百万円(2027予想)。

2. 成長ドライバー別の分析

低金利→利回り改善による資金利益拡大

  • 貸出金利息が既に上昇:Q1貸出金利息は11,026→12,925百万円(前年同期比増)と回復トレンド。
  • 期中の円金利上昇をとらえた貸出残高増で利ザヤ拡大が期待される(貸出残高はQ1で約3.70兆円)。
  • 2027通期は経常収益予想が前期比+7.3%、経常利益+13.3%と利息収入寄与を織り込む。

有価証券・ポートフォリオ最適化によるその他収益

  • 保有株式売却益や評価差益が直近で顕在化:その他有価証券の評価差額は900億円台へ上昇(Q1で約984億円)。
  • 低利回りの円債削減やラダー戦略でデュレーション抑制、金利変動リスクを低減しつつキャリー収益を追求。
  • 市場状況に応じた売却益の取り込みで短期的な収益押上げが可能。

非金利収入・中期戦略(コンサル×ファイナンス、DX、人材投資)

  • 中小企業向けコンサルとファイナンス一体の提案で貸出と手数料(役務)を同時拡大。目標:貸出残高4兆円。
  • 野村證券等との提携やグループ会社を活用した預り資産・投信仲介で手数料収入の拡大を図る(預り資産は増加傾向)。
  • 新中期計画でシステム投資約200億円・人的投資約50億円を計上し、DXと人的資本による生産性向上を狙う。

3. 今後3年の業績成長イメージ

短期(1年目)は金利上昇と貸出増で利益率向上、通期で経常利益33,000百万円・当期純利益21,000百万円の達成を見込む。中期(2〜3年目)はDX投資と人的投資の効果でコンサル領域・手数料収入が拡大、ポートフォリオ改善で市場変動耐性を強化しつつ、最終的には中期目標(最終年度の親会社株主帰属当期純利益350億円、連結ROE8%)への道筋を描く。ただし大型投資費用が先行するため初期はコスト増を伴う。

4. 課題・リスク

  • 預金金利上昇に伴う資金調達コスト上昇(既に預金利息増加が見られる)、ネット金利差の縮小リスク。
  • 債券市況や株価変動による売却損・評価損(国債等の売却損が費用化)や有価証券依存の不安定性。
  • 人件費・システム投資(約250億円程度合計)の先行負担で短期的なOHR悪化。加えて地域の人口減少や与信悪化(不良債権比率は約1.3%)も下押し要因。
  • 目標達成には貸出増・手数料拡大の実行力と資本比率管理(目標11.5〜12.5%)が必須。

5. 総括

金利追い風と有価証券のポートフォリオ最適化、コンサル×ファイナンス戦略を軸に今後3年で増益基調が期待される。だが大型のDX・人的投資と資金コスト上昇、マーケット変動リスクが短期の業績変動要因となるため、投資判断は利ザヤ動向・有価証券損益・中期計画の進捗を注視して行うのが適切。

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