東証プライム市場

スルガ銀行(8358)

概況

最終更新日:2026/08/10 12:21
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

2027年3月期第1四半期は経常利益・当期純利益が大幅増。貸出増と貸倒引当金戻入で利益改善、配当見通し維持。

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主力事業

預貸金業務が中核。投資用不動産・ストラクチャード中心の市場ファイナンス、ダイレクト部門と協業で拡大。

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業績

2026年通期は経常利益約355億、当期純利益約347億。2026年4-6月Q1は経常利益約205億、純利益約141億。

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注目点

中計でROE11%目標、配当60円、自己株取得・25M株消却、クレディセゾン協業とAI推進が成長柱。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/10 12:21
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スルガ銀行株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 経常利益が前年同期比+207.7%と大幅増益(主要因:貸出金利息の増加および貸倒引当金戻入益の計上)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比+158.5%の140.86億円と回復基調
  • 貸出金は前年度末比で増加する一方、預金は若干減少し、資金調達コスト(預金利息等)が上昇している点は留意事項

決算数値概要

  • 売上高: 371.05億円 (前年比 +42.6%)
  • 営業利益(経常利益): 205.21億円 (前年比 +207.7%)
  • 純利益: 140.86億円 (前年比 +158.5%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 第1四半期での収益性改善:貸出金利息の増加および貸倒引当金戻入益の計上により、前年同期比で大幅な増益を達成
  • 資産・負債の変動:貸出金残高は前年度末比で増加、預金残高は前年度末比で若干減少(預金流出と貸出増の同時進行)
  • 自己株式の取扱い:2026年4月に自己株式の消却(発行済株式数の減少)など資本政策が進み、1株当たり指標に影響

好材料(ポジティブ要因)

  • ネット金利収入の改善:貸出金利回り上昇により資金利益が拡大している点は収益基盤の強化に寄与
  • 与信コストの一時的な改善:貸倒引当金戻入益の計上で四半期の与信費用が軽減され、純利益押上げ要因に
  • 株主還元・資本政策の明確化:配当予想の維持(通期60円)や自己株式消却・取得枠の設定など株主還元の姿勢が示されている

悪材料(ネガティブ要因)

  • 資金調達コストの上昇:預金利回り・資金調達費用が増加しており、利ざや縮小リスクに留意が必要
  • 収益改善の一部は貸倒引当金戻入益など一時要因に依存している側面がある(継続性の確認が必要)
  • 不動産関連を中心とした与信ポートフォリオの残存リスク(過去の問題対応は進展しているが監視継続が必要)
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/10 12:21
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1. 成長期待のポイント

スルガ銀行は中期計画(2026–2028)で経常利益を340億→525億、ROE11%目標とし、アライアンス(クレディセゾン深化)、貸出ポートフォリオ転換、AX(AI)で生産性向上を図る。経常利益CAGRは約15%見込み。

2. 成長ドライバー別の分析

アライアンスと資金調達強化(クレディセゾン等)

  • クレディセゾンとの協業を第2ステージへ深化し、預金獲得・デジタルバンキング連携で低コスト資金を確保。
  • アライアンスを軸に法人向け・リテールの商機を拡大し、粘着性ある預金基盤とクロスセルを推進。
  • 調達力向上は資金コスト抑制と運用余力拡大につながり、配当・自社株取得余地も創出(自社株取得枠:上限120億円)。

貸出ポートフォリオの質的転換と新規貸出拡大

  • 「Newポートフォリオ」(住宅、貸家業向け、ノンリコース、不動産以外)への比重拡大でリスク分散を実行。特定不動産依存を25%程度へ低下。
  • ストラクチャードファイナンス、コラボレーションローン、事業性融資などでローン実行を拡大(2025見通しの新規実行約5,367億→2028計画も大規模実行)。
  • 新事業粗利益は2022年77億→2025年285億と急成長(短期CAGRで高い伸び)、収益基盤の底上げを期待。

AX(AI)・デジタル化による生産性と収益性向上

  • 全社でAX推進、業務効率化目標約30%(約50万時間相当)でOHR改善と固定費効率化を図る。
  • ダイレクトチャネル強化(インターネット支店、アプリ)で新規口座・目的別ローン獲得を拡大し、顧客LTVを上げる。
  • AIによる審査・稟議・期中管理の自動化で与信管理精度向上と運用コスト削減を両立。

3. 今後3年の業績成長イメージ

中期計画数値ベースでは、経常利益は約340億(2025想定)→525億(2028目標)で年平均成長率は約15%前後、コア業務粗利益は650億→770億でCAGR約5.5–6%程度を想定。金利シナリオは2027年4月に政策金利1.25%想定(貸出追随率90%、定期80%等)で利ざや拡大が期待される。加えて新事業粗利益の高成長とAXによるコスト低減でEPSは着実に上振れる想定。

4. 課題・リスク

  • 与信リスク:旧来の特定不動産やアパマン関連債権の残存リスク、景気・賃料下落による信用コスト増の可能性。
  • 金利・資金コストの不確実性:想定以上の預金流出や競争激化で調達コストが上振れると利ザヤ拡大期待が剥落。
  • 実行リスク:クレディセゾン協業やAX導入の遅延、ローン品質維持と新規案件の採算管理が課題。
  • ガバナンス/規制:コンプライアンス強化や追加的な係争対応・賠償コストが発生する懸念。

5. 総括

中期計画は経常利益CAGR約15%・ROE11%目標など野心的で、アライアンスと貸出ポートフォリオ転換、AIによる効率化が実現すれば3年で大幅な収益改善が期待される。一方、与信管理と想定金利の実現性が達成の鍵。

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