東証スタンダード市場

西川計測(7500)

概況

最終更新日:2026/08/07 17:41
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

2026年6月期は売上452億円、純利益33億円で増収増益。受注・受注残高は過去最高水準。

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主力事業

計測制御機器・理化学機器の販売とエンジニアリング。水道・ガス・電力、半導体・自動車向けが中心。

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業績

ライフラインや半導体、自動車向けが寄与し受注・売上堅調。次期は大型案件の計上時期分散で減収見込。

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注目点

受注残は過去最高水準。大型案件の売上計上が長期化し次期は減収予想。期末配当は一株390円に増配。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/07 17:41
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西川計測株式会社

2026年6月期 通期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高452.20億円(前期比+16.8%)、営業利益44.33億円(前期比+18.0%)と増収増益を達成
  • 期末配当を増配し年間配当390円(前年320円)、配当性向約40%を維持する方針を表明
  • 受注残高は過去最高水準だが、大型案件の売上計上時期が分散・長期化する見込みで次期業績は減収見通し(2027年6月期 売上410億円予想)

決算数値概要

  • 売上高: 452.20億円 (前年比 +16.8%)
  • 営業利益: 44.33億円 (前年比 +18.0%)
  • 純利益: 32.93億円 (前年比 +22.8%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 第3四半期時点の修正予想を上回る実績着地(通期売上452.20億円、営業利益44.33億円)
  • 期末配当を従来予想から増配(期末:320円→390円、年間配当390円)として発表
  • その他有価証券評価差額金が大幅に増加し純資産が増加(評価差額金の当期増加約28.89億円)

好材料(ポジティブ要因)

  • ライフライン(上下水道・都市ガス・電力)や半導体・自動車向けが堅調で受注・売上が拡大、受注残高は過去最高水準
  • 財務基盤が強く、現金・預金は約116.69億円、自己資本比率60.2%と安定したバランスシート
  • 株主還元を重視する方針(年間配当性向40%目途)で増配を実施、株主に対する利回り期待が高まる

悪材料(ネガティブ要因)

  • 大型案件の売上計上時期が分散・長期化するため、次期(2027年6月期)は売上見通しが約9.3%減の見込み(タイミングリスク)
  • 売上の大半が国内向け(国内顧客が90%超)であり、海外成長の取り込みが限定的な点は成長の上限リスク
  • 投資有価証券の評価差額の増減による純資産・評価損益の変動余地が大きく、時価変動リスクに注意が必要
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/07 17:41
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1. 成長期待のポイント

西川計測は2026年6月期に売上452.2億円、受注高483.5億・受注残309.4億と高水準の受注基盤を確保(資料 p.1, p.17)。2027年は大型案件の売上計上時期の長期化で減収見込みだが、受注残の切替で中期的な回復余地が大きい。

2. 成長ドライバー別の分析

受注残(大型案件)と工程進捗の回復

  • 期末受注高は483.51億、受注残は309.44億で過去最高水準(資料 p.4,p.17)。
  • 同社は都市ガス・浄水場等ライフラインの大型更新を獲得しており、売上化が進めば短期で売上押上げが期待される。
  • ただし一部案件は売上計上まで長期を要するため、計上タイミングが業績波動を生む(資料 p.4)。

主要エンドマーケット(ライフライン/半導体/自動車・通信)

  • ライフライン関連は堅調推移で安定した収益源(資料 p.4)。
  • 計測器は半導体・通信向けの投資拡大で2026年は+28.8%成長、産業機器も大型案件寄与で+63.9%(資料 p.4)。これら市場の設備投資回復が追い風。
  • 受注構成の多様化により、特定分野の循環変動リスクはあるが複数市場からの需要で下支えされる。

財務基盤と株主還元での安定/投資余力

  • 現金・現金同等物116.7億、投資有価証券等を含めた資産が厚い(資料 p.3,p.8)。自己資本比率約60%で財務安定。
  • 配当性向40%目途の方針と2026年期末配当390円(2027年予想350円)は株主還元を継続しつつ、内部留保を投資に回せる余地を保持(資料 p.2,p.4)。
  • 強いキャッシュポジションはR&D投資、設備投資、M&Aなど成長投資の選択肢を維持。

3. 今後3年の業績成長イメージ

2027年は大型案件の計上タイミングで会社想定通り売上410億(△9.3%)に減少見込み(資料 p.1,p.4)。その後(2028-2029年)は受注残の順次売上化と半導体・自動車・ライフライン需要で回復し、ベースケースでは2028年に約450億、2029年約480億へ回復想定(FY2026→FY2029の年平均成長率(CAGR)約+2%)。受注振替が早ければ上振れ、半導体循環や遅延が続けば下押し。

4. 課題・リスク

  • 大型案件の売上計上時期の遅延・分散(2027年の減収要因)が短期業績に大きく影響(資料 p.4)。
  • 半導体・自動車投資のサイクル変動や地政学リスクによる原材料費高騰・労務費上昇で採算悪化の可能性。
  • 受注取り消し・工期遅延リスク、ならびに投資有価証券評価変動が純資産や配当政策に影響するリスク(資料 p.8,p.10)。
  • 高配当方針は株主還元を支えるが、過度の還元が成長投資資金を圧迫する懸念。

5. 総括

短期(2027年)は大型案件の計上タイミングで減収見込みだが、受注残309億の存在は中期回復の根拠。設備投資回復とライフライン案件で2〜5%程度の年率回復が期待されるが、計上タイミングと市場サイクルが最大の鍵。

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