東証プライム市場

タダノ(6395)

概況

最終更新日:2026/08/04 16:00
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

26年上期は買収効果で増収、米国関税還付等で営業・純利益が大幅改善。通期予想は据え置きで先行きは不透明。

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主力事業

建設用クレーンを軸に車載クレーン・高所作業車をグローバル展開。TISで定置式LEや運搬機械事業を獲得し製品群を拡充。

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業績

1-6月:売上1,825億(+10.8%)、営業148億(+82%)、親会社純107億(+177%)と大幅改善。

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注目点

Manitex/TISのPPA・のれん調整や7月以降の為替前提修正(158円/USD,184円/EUR)、米国関税還付が重要材料。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/04 16:00
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株式会社タダノ

2026年12月期 第2四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高は1,825.81億円(前年同期比 +10.8%)と増収、TIS(タダノインフラソリューションズ)連結化で「定置式LE」等が寄与
  • 営業利益は148.78億円(前年同期比 +82.1%)と大幅増加。米国関税還付や売価改善が利益押上げに寄与
  • 連結業績予想は据え置き。ただし7月以降の前提為替を158円/USD・184円/EURへ見直し。中東情勢等の不透明要因あり

決算数値概要

  • 売上高: 1,825.81億円 (前年比 +10.8%)
  • 営業利益: 148.78億円 (前年比 +82.1%)
  • 純利益: 107.31億円 (親会社株主に帰属、前年比 +177.1%)

前回決算からの主なUPDATE

  • TIS買収に伴う連結化(定置式LEの新設)やManitex/TUL効果により製品ライン・売上構成が変化し増収を支援
  • 米国関税還付の計上が進み、上期で営業利益改善に大きく寄与(Q1→Q2での利益寄与が顕著)
  • 通期見通しは据え置きも、7月以降の為替前提を158円/USD・184円/EURに変更(為替感度あり)

好材料(ポジティブ要因)

  • M&Aによる事業ポートフォリオ拡充(Manitex/TUL/TIS):車両搭載型クレーン・高所作業車・定置式LEで国別・製品別の分散効果
  • 利益面の改善(米国関税還付、売価見直し)で上期は収益性が大幅に改善、EBITDA増加も確認
  • H1で営業キャッシュフローがプラス(資料の中間CFで約76.28億円)となり、自己資本比率や財務余力は堅調

悪材料(ネガティブ要因)

  • 中東情勢の緊迫化で出荷の後ろ倒し・地域売上減(地域別で中東が前年同期比大幅減少)による先行き不透明感
  • 棚卸資産の増加・手許資金の減少(期末手許資金が減少、棚卸増で運転資本負担拡大)による短期的なキャッシュプレッシャー
  • 買収関連のPPA償却や一時的な買収関連費用(Manitex/TIS)および一部コスト増(原材料・人件費等)の影響が残存
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/04 16:00
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1. 成長期待のポイント

タダノはManitex/TIS/TUL等の買収で製品ポートフォリオ(移動式→定置式・運搬機械・高所作業車)と地域展開が拡大。2026年度は売上4000億円(前年比+14.5%)予想で、今後3年は買収効果+アフターサービス拡大で年平均で概ね5〜10%の売上成長が期待される。

2. 成長ドライバー別の分析

買収による製品・市場拡大(Manitex / TIS / TUL)

  • 2024-25年の大型買収で車載型クレーン、高所作業車、定置式クレーン(港湾・タワー)や運搬機械を獲得し、商品群が拡充。
  • 買収により北米・欧州の流通チャネルと顧客基盤を取り込み、短中期で売上増とクロスセルが見込める。
  • のれん・PPA償却等一時コストはあるが、構成比が向上すれば利益拡大余地あり。

アフターサービス・部品ビジネスの拡大(高付加価値)

  • 部品・サービス売上は堅調で、安定収益源。2025年度のその他(部品等)寄与が大きい。
  • 世界で保有台数が拡大すればストック収益(メンテ・修理・延長保証)が継続的に増加し、粗利率改善に寄与。
  • レンタルや通信向け需要(高所作業車など)拡大でリピート収益が期待される。

地政学・需給リスクを踏まえた価格転嫁と効率化

  • 米国関税の還付が営業益押上げ要因となる一方、関税や材料・人件費上昇リスクが残るため、製品価格見直しと生産合理化でマージン確保を目指す。
  • 造船/洋上風力向け等、新用途(風力・オフショア)での需要取り込みが中期成長を牽引する可能性。
  • 生産拠点再編や統合効果で固定費低減・納期改善の余地。

3. 今後3年の業績成長イメージ

2026年度は公司計画で売上400,000百万円(+14.5%)、営業利益25,000百万円(営業率6.3%)を見込む。買収による売上基盤は既に寄与しており、2027–2028年は有機成長(海外回復・高所作業車・部品)+追加的な買収/シナジーで年平均売上CAGR概ね5–10%を想定。営業利益率は関税影響や一時費用を除けば6%前後での安定化が見込まれるが、原材料・為替次第で上下する。

4. 課題・リスク

  • 買収統合リスク:のれん償却やPPA、買収関連一過性費用が利益を圧迫する局面がある。取得対価の追加調整リスクも存在。
  • 地政学・受注タイミング:中東情勢や大口商談の前倒し/後倒しで売上が四半期偏重しやすい。需要地域のばらつきに注意。
  • 貿易政策・関税:米国通商政策や関税コストは利益に大きく影響。還付は追い風だが政策変化がリスク。
  • 為替と原価上昇:想定為替レートの変動(想定見直しあり)と原材料費上昇はマージン悪化要因。
  • 競争・市場成熟:一部地域で需要増加の鈍化が見られ、価格競争や受注獲得コスト増も警戒。

5. 総括

タダノは買収で製品・地域の幅を急速に拡大し、短期的な成長基盤は強化された。2026年度の大幅増収を起点に、今後3年は買収効果とサービス収益で安定的な増収(年平均5–10%程度)が期待される一方、買収統合、関税・為替、地政学リスクが業績変動の主因となる。

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