東証グロース市場

ティアフォー(593A)

概況

最終更新日:2026/08/14 17:49
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

2026年9月期3Qは売上5,178百万円(+30%)で粗利率改善。研究開発は維持しつつ量産・実装拡大により早期黒字化を目指す。

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主力事業

Autowareを核とした自動運転プラットフォームで、モビリティサービス、OEM向け開発、ツール提供の三軸で実装を拡大。

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業績

営業損失6,826百万円、経常損失4,087百万円。売上・売上総利は増加、研究開発費は概ね前年並み。

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注目点

KDDIと累計1,000台目標の協業、NVIDIA・いすゞ・トヨタ等との量産連携。上場で公募増資による資金確保済み。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/14 17:49
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株式会社ティアフォー

2026年9月期 第3四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高は5,178百万円(51.78億円)、前年同期比+30.0%と成長。売上総利益も2,003百万円(20.03億円)、前年同期比+31.6%で改善(資料:決算資料・P19~20)。
  • 研究開発投資を維持しつつオープンソース(Autoware)活用で効率化、研究開発費は5,989百万円で前年同期比△1.8%に抑制(資料:決算資料・P12、P31)。
  • 依然として大幅な営業損失・経常損失を計上中(営業損失6,826百万円、経常損失4,087百万円)。黒字化目標に向け車両運用台数の拡大が鍵(黒字化目安:累計約800台、資料:P13)。

決算数値概要

  • 売上高: 51.78億円 (前年比 +30.0%)
  • 営業利益: △68.26億円 (前年比 △5.3%)
  • 純利益: △41.74億円 (前年比 △17.0%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 2026年7月22日に東京証券取引所グロース市場へ上場し、公募による新株発行を実施(払込完了)。資金は研究開発・量産・組織拡張に充当予定(資料:決算短信・P11、P35-36)。
  • KDDIとの協業を発表し、2030年までに累計1,000台規模の自動運転サービス商用導入を目指すパートナーシップを開始(資料:決算資料・P22)。
  • AIベースの自動運転技術を公道で実証、東京・お台場に「リファレンスサイト」を開設し大規模実装モデルを構築(資料:決算資料・P32~34)。

好材料(ポジティブ要因)

  • 成長を伴う売上・売上総利益の改善:売上高+30%、売上総利益率の改善により収益基盤が強化(資料:P19-20)。
  • 主要OEMとの開発・量産に向けた協業やNVIDIA等との技術連携により量産・スケールの道筋が明確化(トヨタ、いすゞ、コマツ、Astemo 等、資料:P16、P23~26)。
  • Autowareを中心としたオープンソースエコシステムの活用で研究開発効率が高く、外部エンジニアの貢献が大きい(外部コントリビューター比率68%、資料:事業資料 P18-20)。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 大幅な赤字継続:第3Q時点で営業損失約68.3億円、通期でも大幅な経常損失予想。黒字化は車両運用台数の拡大に大きく依存(資料:P20、P36)。
  • 営業外収益(補助金)依存の側面:補助金収入の減少が経常損失悪化の一因(営業外収益は前年同期比で減少、資料:P20、P31)。補助金変動リスクが利益に影響を与え得る。
  • 実装・量産フェーズにおける実行リスクと資本投入ニーズ:OEM量産やサプライチェーン構築、部材需給リスク(半導体等)により追加投資と実行力が必要(資料:事業計画P38、リスク情報P44)。
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/14 17:49
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1. 成長期待のポイント

ティアフォーはFY26通期売上予想84.8億円(前期比+32%)を背景に、OEM量産化・KDDI連携で車両導入が加速。Autowareによる開発効率化と政府補助金・上場調達資金で研究開発を継続し、今後3年は高二桁〜30%台の成長が見込まれる。

2. 成長ドライバー別の分析

OEMとの量産化・大口導入(KDDI等)

  • いすゞ、トヨタ、コマツ、ヤマハ(eve)等との協業で量産化プロジェクトが進行中。OEM経由でのスケールが収益拡大の鍵。
  • KDDIとの協業で2030年までに累計1,000台規模を目指すなど、通信ネットワークを活用した商用展開パイプラインを確保。
  • 第4四半期以降の車両納品集中が想定され、受注→納品フェーズの進捗で売上が一気に顕在化する可能性あり。

Autoware+オープンソース・エコシステム

  • Autowareは外部貢献者比率が高く(約68%が外部エンジニア)、自社単独でのフル開発より資本効率良く技術進展可能。
  • オープンソース基盤で適合開発(リファレンスデザイン)を提供し、複数車種・用途へ横展開しやすい。
  • エコシステム拡大により外部パートナーの採用増で研究開発負担の相対的軽減が期待できる。

政府支援・補助金と資金調達(上場益)

  • 政府は2030年度目標で自動運転サービス車両1万台を掲げ、補助金案件を多数獲得済。研究開発の資金面で追い風。
  • 2026年上場により公募払込金約150億円規模等の資金を獲得(使途:R&D、量産・事業拡張、組織拡張)。短中期の投資余力が向上。
  • 補助金は営業外収益として業績を下支えする一方、補助金依存リスクは残る。

3. 今後3年の業績成長イメージ

ベースケース:売上CAGR約20〜30%想定。FY26予想84.8億円を起点に、OEM量産化・車両納品が順調ならFY29は概ね130〜190億円レンジに到達する可能性あり。営業損益は車両運用台数累計が約800台に達することが黒字化の目安とされており(現在は数十〜百台規模)、量産化の進展次第で早期黒字化の実現も見込める。

4. 課題・リスク

自動運転分野は事故発生や規制変化に敏感で、重大事故は事業停止・信頼喪失のリスク。補助金や政策支援への依存、主要部材(センサー・半導体等)の供給逼迫、OEMとの量産スケジュール遅延が成長シナリオを著しく左右する。また研究開発費が高水準で続くため、資金使途の効率化とマイルストーン達成が必須。

5. 総括

高成長ポテンシャルと明確なスケールパス(OEM量産・KDDI等の商用導入)がある一方で、実装・規制・供給リスクが高く投資は実行力と安全性(事故ゼロ・OEM量産実績)を確認してからが妥当。中長期的に高リターンだがハイリスク・ハイリターン銘柄。

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