東証プライム市場

LIXIL(5938)

概況

最終更新日:2026/08/07 17:03
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

第1四半期は売上増も原材料高で事業利益が大幅減少し、四半期純損失約35億円を計上。通期予想は据え置き。

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主力事業

衛生設備・水栓のウォーターテクノロジー、住宅サッシのハウジング、キッチン等のリビングの三事業を国内外で展開。

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業績

増収ながら事業利益とEBITDAは減少、親会社帰属の四半期損失は約35億円。価格改定・コスト削減で回復を図る方針。

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注目点

中東情勢でアルミ等資材費上昇。価格改定は下期以降反映、調達多角化とコスト削減が焦点。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/07 17:03
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株式会社LIXIL

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上収益は前年同期比+4.0%の増収(3,792.12億円)だが、事業利益・営業利益は大幅減少し収益性が悪化
  • 中東情勢等による原材料(アルミ、石油由来資材等)価格上昇がコストを押し上げ、価格改定の効果は下期に順次発現見込み
  • 通期の業績予想および配当予想は変更なし(通期業績見通し維持、配当も中間・期末各45円の計90円予定)

決算数値概要

  • 売上高: 3,792.12億円 (前年比 +4.0%)
  • 営業利益(経常利益): 17.62億円 (前年比 △74.3%)
  • 純利益: △35.07億円 (前年比 -)

前回決算からの主なUPDATE

  • 公認会計士等による要約四半期連結財務諸表の期中レビューが完了(2026年8月7日付)、開示数値に変更なし
  • 中東情勢に伴う原材料高騰の影響が1Q後半から顕在化(特にLHTのアルミ価格上昇が収益を圧迫)し、価格改定は下期中心に実施予定
  • 資金調達面では社債発行や借入の増加で有利子負債が増加。手元資金の一部を短期運用(約250億円)したため一時的にNet有利子負債が悪化(第2四半期中に解消予定)

好材料(ポジティブ要因)

  • 海外売上が堅調(海外全体で前年同期比増、LWT海外が成長)で売上の増加を牽引
  • 価格改定やコストダウン施策を実行中で、通期見通しは据え置き—経営陣は下期での回復を見込む姿勢を維持
  • 為替・在外子会社換算の影響等で現預金残高は増加(四半期末現金133,078百万円)、財務余力は確保

悪材料(ネガティブ要因)

  • 事業利益・営業利益が大幅減(1Qの事業利益は17億円、前年同期比で約△81%の減少)し、親会社帰属の四半期純損失は拡大(△35.07億円)
  • 中東情勢による原材料・資材コスト上昇(アルミ、石油由来資材等)がLHTなど主力セグメントの収益性を直撃
  • 1Qは短期運用等によりフリーキャッシュフローが圧迫され、Net有利子負債が一時的に悪化(流動性管理と利払い負担に注意が必要)
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/07 17:03
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1. 成長期待のポイント

LIXILは2027年度見通しで売上1.6兆円(+5.9%)、事業利益450億円(+16.9%)を掲げる。中東由来の原材料高が短期の利益圧迫要因だが、価格改定・コストダウンで下期に回復を想定。今後3年の売上CAGRは概ね4〜6%レンジ、事業利益は改善余地が大きい。

2. 成長ドライバー別の分析

価格転嫁と調達・コスト削減

  • 中東情勢でアルミ・銅・石油化学系原料価格が上昇(アルミ購入想定47.0万円/トン、銅133.6万円/トン等)、価格改定とコストダウンが収益回復の鍵。
  • 価格改定は品目・事業別に段階的実施(上期で影響顕在、下期に効果発現を想定)。
  • 調達の多角化・ヘッジや製造合理化でマージン改善余地あり。

ウォーターテクノロジー(海外)中心の海外成長

  • ウォーター事業の海外が牽引:Q1で海外の売上伸長が顕著(海外売上+約17%の伸び)。欧州・インド・中東が成長柱。
  • 海外比率の上昇と高マージン製品シフトで長期収益性向上が期待できる。
  • グローバルブランド(GROHE等)と現地開発で差別化商品展開が進む。

国内リフォーム・省エネ需要とLivingの底堅さ

  • 国内新築は不確実だが、補助金や省エネニーズで窓・断熱リフォーム需要は追い風。
  • Living(キッチン・洗面等)はリフォーム需要で堅調、付加価値商品の拡大で粗利改善余地。
  • 国内リフォーム比率維持・拡大が短中期の安定収益源。

3. 今後3年の業績成長イメージ

会社公表のFY27計画(売上1.600兆円、事業利益450億円)を一次基準とし、価格改定が下期に寄与すると仮定すればFY27は回復フェーズ開始。FY28〜FY29は海外(特にウォーター)成長と国内リフォーム浸透で売上は年率4〜6%成長、事業利益はコスト施策と価格転嫁が奏功すればFY29にかけて更に回復し事業利益の年平均伸び率は8〜12%台も想定される(不確実性あり)。

4.課題・リスク

  • 原材料・エネルギー価格のさらなる急騰:アルミや石化系コストが想定以上に続くと価格転嫁では吸収困難。
  • 需要側リスク:国内の新築着工低迷や海外の住宅需要停滞が長引くと販売成長が鈍化。
  • 実行リスク:価格改定時期や幅、調達多角化・コスト削減の実行遅延で利益回復が想定より後ろ倒しに。
  • 為替と金融:ユーロ・ドルの変動や金利動向、短期的な資金運用・社債発行などが財務コストやキャッシュフローに影響。

5.総括

短期は原材料高で利益が圧迫されるが、価格改定と構造改革で下期から回復見込み。海外ウォータービジネスの成長と国内リフォーム需要が柱となり、今後3年は売上CAGR約4〜6%、事業利益は改善余地大で回復トレンドが期待される。ただし原料市況と需要の不確実性が業績実現の最大リスク。

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