東証プライム市場

東邦亜鉛(5707)

概況

最終更新日:2026/08/14 17:05
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

1Qは増収で損失が縮小、純利益259百万円の黒字化。銀相場と在庫評価損が業績に影響。

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主力事業

製錬・環境・電子・金属リサイクルを主軸とする総合金属業。亜鉛製錬を再編しリサイクルと貴金属回収に注力。

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業績

売上311億円、営業損失縮小、経常損失改善、親会社株主当期利益259百万円を計上。

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注目点

事業再生計画を継続実行中で自己資本比率は17.0%へ改善。ヘッジや在庫変動、偶発債務のリスクに留意。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/14 17:05
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。

東邦亜鉛株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高は311億円(前年同期比+15.7%)と増収。銀相場の高止まりが寄与(決算短信 p.1/説明資料 p.4)。
  • 営業損失は△2.50億円と損失幅が縮小。会計上の在庫評価損(低価法)14億円を計上した影響があるが、これを除くEBITDAは約15億円の黒字(決算説明資料 p.5)。
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益は2.59億円を計上。繰延ヘッジ損益の積み上がりや税効果の影響で当期は黒字化(決算短信 p.11, p.12)。

決算数値概要

  • 売上高: 311億円 (前年比 +15.7%)
  • 営業利益(経常利益): △2.50億円 (前年比 -)
  • 純利益: 2.59億円 (前年比 -)

前回決算からの主なUPDATE

  • 1Qは通期予想の進捗として、在庫評価損を除くEBITDA/経常利益ベースで約20%の進捗を確認(決算説明資料 p.11)。
  • 会計上の在庫評価損14億円を計上。これが当期の損益に大きく影響しているが、実務面では在庫売却・保有資産売却施策でキャッシュ化を進めている(決算短信 p.3/説明資料 p.5)。
  • 資本・資金面で改善:自己資本比率は17.0%に上昇、現金・預金は128億円保有、主要行と貸出コミットメント等で資金確保(決算短信 p.5/p.6)。また新株予約権の行使進捗あり(説明資料 p.23)。

好材料(ポジティブ要因)

  • 金属市況(特に銀、亜鉛・鉛)が全体的に高水準で推移しており、製錬・リサイクル事業の収益性に追い風(決算短信 p.3/説明資料 p.7)。
  • 在庫評価損を除いたEBITDAは黒字化(約15億円)、構造改善・再編の効果が出始めている(決算説明資料 p.5)。
  • 資金面での裏付け(主要金融機関の支援、貸出コミットメント、既存の現金猶予)があり、短期的な資金繰り懸念は限定的(決算短信 p.5)。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 会計上の在庫評価損14億円の計上(銀相場の下落影響)と、銀生産の一時減(設備点検延長)が収益性を圧迫(決算短信 p.3/説明資料 p.5)。
  • 自己資本比率は改善したが依然低水準(17.0%)で、継続企業の前提に関する注記で重要な疑義を認識している点は投資家リスク(決算短信 p.5)。
  • 非鉄スラグ製品の土壌基準超過に伴う偶発債務の可能性が残り、影響額が現時点で合理的に見積もれない(決算短信 p.14)。
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/14 17:05
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1. 成長期待のポイント

亜鉛製錬再編と金属リサイクル強化、貴金属(銀・金)相場の追い風、及びDX/技術投資による生産性向上で2027年度に大幅回復見込み。FY2027計画は売上1785億円、経常利益45億円を想定。

2. 成長ドライバー別の分析

金属相場変動と価格感応度(市場環境)

  • 鉛・銀など貴金属相場上昇は収益に直結。想定値:鉛1,900$/t、銀80$/oz、為替160円/USD。
  • 感応度:鉛+$100/t→経常利益+2.5億円、銀+$1/oz→経常利益+0.6億円、円安1円→経常利益+1.1億円。
  • 1Qは銀高で売上増、ただし銀相場下落で在庫評価損(低価法)の影響あり。ヘッジ/在庫処理が業績振幅を左右。

事業再生(亜鉛製錬再編+金属リサイクル強化)

  • 亜鉛製錬を金属リサイクルへ再編し、安中等の設備で有価金属回収を強化。残存資産売却の一時益が回復を牽引。
  • 廃バッテリー処理ライン拡充で二次原料からの貴金属回収を拡大、長期の原価改善につながる。
  • CTO組織・DX推進で生産技術の横串化と生産性向上を目指し、FY27以降の安定利益化を狙う。

財務支援・資本・実行力

  • 債権者間協定・銀行のコミットメント(合計150億円のバックアップ等)で資金繰りは安定化。新株予約権の行使で資本確保も進行。
  • 1Qは在庫評価除外のEBITDAで約15億円の黒字と、純資産・自己資本比率が改善(1Qで自己資本比率17%)。
  • ただし繰延ヘッジ損益や在庫評価損が純資産変動要因となるため、実行と市場管理が重要。

3. 今後3年の業績成長イメージ

FY2026(実績)1256億円→FY2027(会社計画)1785億円の「大幅反発」を起点に、運用改善とリサイクル事業の拡大でFY28以降は安定成長へ移行する想定。仮にFY28・FY29に年率+10%成長が続けば3年(FY26→FY29)で売上CAGR約20%程度、保守的に年+5%ならCAGR約16%程度の成長レンジが目安。

4.課題・リスク

金属相場の急変(特に銀・金)により繰延ヘッジ損益や在庫評価が業績を大きく揺らす点。亜鉛製錬再編・リサイクル事業の実行遅延や生産回復(1Qは点検延長で銀生産減)が成長鈍化要因。非鉄スラグの環境対応や偶発債務、財務制約条項の履行リスクも継続警戒が必要。

5. 総括

市場(資源価格)の追い風と再編効果で短期は大幅回復が期待されるが、ボラティリティ管理と事業再生の実行がカギ。期待リターンは高いが価格・実行リスクを織り込んだ投資判断が必要。

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