東証プライム市場

テルモ(4543)

概況

最終更新日:2026/08/07 17:03
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

2027年3月期第1四半期は売上高3118億円で増収増益。海外成長と関税還付、和解金が利益押上げ要因。

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主力事業

心臓血管、メディカルケア、血液・細胞、オーガン事業を柱にグローバル展開。アクセス製品等が成長を牽引。

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業績

売上・営業・当期利益がいずれも大幅増。為替追い風に加え関税還付と和解金で調整後営業益も改善。

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注目点

OrganOxの連結化と米国関税還付、受取和解金により通期業績を上方修正、配当も増配見込み。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/07 17:03
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テルモ株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高は前年同期比+19.9%の3,118.10億円と大幅増、海外(米州・欧州)とインターベンショナル製品・血液・細胞関連が牽引
  • 営業利益は前年同期比+60.1%の894.80億円と大幅増(売上総利益増に加え、受取和解金や米国関税の還付が寄与)
  • 親会社の所有者に帰属する四半期純利益は前年同期比+68.3%の704.26億円、営業CFも増加し手元資金は3,146.33億円に拡大

決算数値概要

  • 売上高: 3,118.10億円 (前年比 +19.9%)
  • 営業利益(経常利益): 894.80億円 (前年比 +60.1%)
  • 純利益: 704.26億円 (前年比 +68.3%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 通期業績予想を上方修正(2026年8月7日公表):米国関税還付および受取和解金を踏まえ、調整後営業利益・営業利益・当期利益を引き上げ
  • オーガンテクノロジーズ事業(OrganOx、既買収)の連結化状況:当第1四半期の売上に約62.25億円を計上し事業化が進展
  • 財務面での資金調達・返済の動き:社債発行や借入・返済で実行(第1四半期で長期借入金の返済と新規借入、社債発行等を実施)し、現金残高は増加(3,146.33億円)

好材料(ポジティブ要因)

  • グローバル需要の回復と為替の追い風で海外売上が大幅増(海外合計:前年同期比+24.1%)し成長基調が継続
  • インターベンショナルシステムズや血液・細胞テクノロジー等主要事業が高成長、事業ポートフォリオの拡大(OrganOx統合による新規市場)
  • 営業活動によるキャッシュ創出力が強く、短期的な手元流動性が改善(営業CF:744.78億円、現金同等物残高:3,146.33億円)

悪材料(ネガティブ要因)

  • 今期の利益押上げの一部は受取和解金や関税還付といった一時的項目が含まれており、継続的な収益力の評価には注意が必要
  • OrganOx等の買収に伴うのれん・無形資産が増加しており、将来の業績不振時には減損リスクが存在
  • 大規模な資金調達・返済(社債発行、借入の組替え等)やグローバル環境(為替・関税政策・地政学リスク)に伴う財務・事業リスクが残存する
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/07 17:03
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1. 成長期待のポイント

テルモは2027年3月期の通期ガイダンス(売上1,239,000百万円、調整後営業利益274,500百万円)を背景に、インターベンショナル製品・血液・細胞事業、OrganOx買収によるオーガン事業が3年で売上CAGR概ね6–8%の成長を支える見込み。

2. 成長ドライバー別の分析

インターベンショナル/心臓血管分野の拡大

  • 2027年3月期第1四半期で心臓血管カンパニー売上188,141百万円(前年同期比+19.2%)、海外174,215百万円(+21.2%)と高成長。アクセス製品中心に需要拡大。
  • 新製品・ニューロやカテーテル関連の販売強化で高付加価値品比率が上昇し、売上総利益率改善に寄与。
  • 地域別では米州・欧州が牽引(第1Q:米州126,140百万円、欧州67,389百万円)、為替追い風も業績押上げ要因。

血液・細胞テクノロジーとCDMO(製薬ソリューション)の成長

  • 血液・細胞テクノロジーカンパニーは第1Q売上60,776百万円(+17.7%)、海外成長が顕著でグローバルブラッドソリューションが伸長。
  • WuXi由来のレバークーゼン工場取得や製薬向け受託製造強化によりCDMO収益化が進展。レバークーゼン取得(取得対価等:約27,104百万円)で生産能力拡大。
  • ファーマシューティカルソリューション(プレフィルドシリンジ等)や血漿イノベーションは中期の安定収益源。

オーガンテクノロジーズ(OrganOx)とM&A/財務基盤

  • OrganOx買収(取得対価約230,632百万円、買収後の第1Q売上約6,225百万円)で臓器保存分野に参入。北米中心にポテンシャル高く中長期成長期待。
  • 直近のガイダンス上方修正は米国関税還付および受取和解金(第1Qで受取和解金計上)等の一時要因を含むが、営業CFや手元資金は堅調(第1Q営業CF74,478百万円、現金等314,633百万円)。
  • 財務は買収資金調達後もネット有利子負債は管理可能水準で、成長投資余地あり。ただし買収統合コスト・のれんの管理が重要。

3. 今後3年の業績成長イメージ

2027年度ガイダンス(売上1,239,000百円、調整後営業益274,500百円)を起点に、OrganOxやCDMOの事業化と既存事業の海外成長で2027→2029の売上は年率約6–8%成長を想定。例:FY27 1.24兆→FY28 ≒1.33兆(+7%)→FY29 ≒1.41兆(+6%)、調整後営業利益率は21%前後を維持・改善するシナリオ。ただし一時項目の影響除いた持続的なマージン改善が鍵。

4. 課題・リスク

  • M&A統合リスク:OrganOxやその他買収案件の統合遅延・想定収益未達、のれん減損リスク。過去に減損計上実績あり。
  • 規制・コンプライアンス:欧州MDR対応コストや各国承認・保険償還の遅れが販売に影響。
  • 外部環境:為替変動(円高は逆風)、サプライチェーン混乱や原材料高、地政学リスクが利益を圧迫。
  • 業績の一時性:第1Qの受取和解金等一時項目でガイダンスが上振れしており、これらを除いたベース成長の検証が必要。

5. 総括

テルモは既存の高成長分野(インターベンショナル、血液・細胞)とOrganOxなどのM&Aで今後3年は堅調な増収を見込み、売上CAGR概ね6–8%を想定。ただし買収統合、規制対応、為替等の外部リスク管理が投資判断の要となる。

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