東証プライム市場

日産化学(4021)

概況

最終更新日:2026/08/07 17:42
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

1Q(2026/4-6)は売上788億円(+12.8%)、営業219億円(+21%)、純利益168億円で計画を上回り好調。半導体材料が牽引。

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主力事業

半導体向け機能性材料を中核に、農業化学・基礎・ファイン化学、ヘルスケアなどの多角事業を展開。

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業績

売上788億、営業219億、純利益168億で前年・計画超。営業CFとEBITDAが改善。

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注目点

配当方針は堅持(配当性向55%目標)、自己株買い・BBT向け自己株処分や社債発行など資本政策に注目。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/07 17:42
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日産化学株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高・営業利益・親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同期比で大幅増加し、四半期ベースで過去最高水準を更新(Q1:売上高788億円、営業利益219億円、純利益168億円)。
  • 機能性材料セグメント(特に半導体材料:ARC®、多層材料)が好調で増収を牽引し、計画比でも大幅な上振れ。
  • 第1四半期の好調を受けても通期業績予想は据え置き(5月発表から修正なし)。一方で同社は4Qに化学品・ディスプレイで下振れの可能性を示唆。

決算数値概要

  • 売上高: 788億円 (前年比 +12.8%)
  • 営業利益: 219億円 (前年比 +21.1%)
  • 純利益: 168億円 (前年比 +21.2%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 第1四半期が同社5月発表計画を大きく上回る(売上高+97億円、営業利益+51億円の上振れ)も、通期予想は据え置き。
  • 第1四半期に社債を追加発行(社債残高が100億円→200億円に増加)し、固定負債が増加。
  • 2026年8月7日取締役会で、業績連動型株式報酬制度(BBT)への追加拠出に伴う自己株式の処分を決議(信託口への処分/給付準備)。

好材料(ポジティブ要因)

  • 半導体材料の需要回復と同社製品の取り込み強化により、機能性材料セグメントが高い成長を実現(1Qで前年同期比大幅増)。
  • キャッシュ創出力が強い:営業CFは約212億円(1Q累計)、四半期末現金同等物は約352億円(資料内スライド)、財務余力が確保されている。
  • 株主還元方針は維持(2027年予想配当:年間212円、自己株買付の既発表枠あり/買付予定額:105億円)。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 収益のかなりの部分を機能性材料(特に半導体向け)に依存しており、半導体市況の変動リスクに敏感。
  • ディスプレイ材料(「サンエバー」等)や一部農薬(例:ライメイの海外販売)が減収項目もあり、分野間での業績差が存在。
  • 第1四半期は好調だが会社側は4Qに化学品・ディスプレイで下振れの可能性を示唆しており、通期達成には下期の動向確認が必要。
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/07 17:42
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1. 成長期待のポイント

半導体材料の高成長(当社想定で2024–2030年CAGR約+20%)と農薬・動物薬の安定ロイヤリティが収益を牽引。通期ガイダンスは2027年 売上289,700百万円、営業利益66,800百万円で、利益拡大余地が大きい。

2. 成長ドライバー別の分析

半導体材料(ARC®, 多層材料, EUV等)

  • 市場想定はウェハ枚数などで2024–2030年市場CAGR約+10%だが、当社半導体材料は設計・採用拡大で同期間で+20%想定。
  • Q1では半導体関連が大幅増(多層材料やARC®が顧客稼働増で寄与)、価格・量いずれの追い風も確認。
  • マージンが高く、売上拡大は全社営業利益にレバレッジを効かせる(設備投資・解析設備投資も進行)。

農業化学品・動物用医薬(フルララネル等)

  • フルララネル(ブラベクト®原薬)はロイヤリティ収入+原薬供給で安定的なキャッシュ源。上期偏重の需要傾向。
  • 新製品パイプライン(例:ライゾニック)は2027年上市予定、ピーク時売上目標150億円。他の新製品と合わせて中期で数百億円級の上積み余地あり(開発中製品ピーク合計約410億円目標)。
  • 国内農薬の基盤と海外拡販で既存剤の伸長や適用拡大を期待。

事業基盤強化・M&A・ESG投資

  • 研究設備増強(例:富山の第2分析棟など)や生産能力拡充で供給対応と品質向上を推進。
  • M&Aや戦略投資で機能性材料・農業化学の成長分野へ資源配分を強化する方針。
  • 環境対応(N2O低減設備等)で追加投資が必要だが、中長期的には規制リスク低減とブランド強化に寄与。

3. 今後3年の業績成長イメージ

FY2026実績(売上約2,795.9億円、営業益約635.5億円)からFY2027予想は売上約2,897億円(+3.6%)、営業益約668億円(+5.1%)。今後3年は全社売上の年平均成長率は概ね低〜中位(年率約3–6%)を見込み、半導体材料の伸長次第で営業利益は年率5–15%程度の拡大シナリオが現実味を帯びる。半導体が想定通り伸びれば利益率改善が顕著。

4. 課題・リスク

  • 半導体景気のサイクル変動性(需要鈍化で業績急落の可能性)。顧客集中・世代交代リスク。
  • フルララネルは大口顧客(MAH/MSD等)依存度が高く、収益は顧客需要・契約条件に左右される。
  • 為替変動、原燃料価格や供給網・地政学の不確実性(中東情勢等)がコスト・売上に影響。
  • 環境規制対応や設備投資増加が短期のキャッシュ/利益を圧迫する可能性。
  • 農薬・動物薬は規制・承認リスクや訴訟・社会的風評リスク(例:除草剤規制等)に注意。

5. 総括

半導体材料の高成長取り込みが実現すれば営業利益拡大の上ブレ余地は大きい。一方で収益はセクターの景気・主要顧客・規制に依存するため、投資判断は半導体の需要トレンドとフルララネルの契約安定性、設備投資の実行力を注視するのが適切。

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