東証グロース市場

リップス(373A)

概況

最終更新日:2026/10/15 16:30
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

26年8月期は商品事業が牽引し売上高過去最高(46.66億)、増収だが販促・人件投資で営業減益。

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主力事業

メンズ向け化粧品の企画開発を主軸とするファブレス経営。小売配荷中心にEC・サロンFCでブランド拡大。

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業績

商品事業売上は4,283百万円(+7.9%)で成長。営業利益676百万円(△28.7%)、当期純利益496百万円(△23.9%)。

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注目点

株主優待導入と2030年売上100億の業績連動SO導入。原材料・主要OEM依存と人材流動化がリスク要因。

最新決算の要点

最終更新日:2026/10/15 16:30
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株式会社リップス

2026年8月期 通期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高は過去最高の4,666百万円(+5.8%)と3期連続で増収、商品事業(約90%)が牽引
  • 営業利益は676百万円(△28.7%)と大幅減益。広告宣伝・販促と人件費の先行投資が主因
  • スタイリング剤の配荷拡大(約18,300店)・ヘアケア(シャンプー&トリートメント)が約12,000店まで拡大し流通基盤を強化

決算数値概要

  • 売上高: 46.66億円 (前年比 +5.8%)
  • 営業利益: 6.76億円 (前年比 △28.7%)
  • 純利益: 4.96億円 (前年比 △23.9%)

前回決算からの主なUPDATE

  • スタイリング剤の配荷数が増加し、配荷件数は約18,300店舗(前期比+約500店)、ヘアケア導入店舗は約12,000店(前期比+約2,500店)に拡大
  • 広告宣伝・販売促進費を積極投下(FY26 広告宣伝費 +50.6%等)および人材投資を実行(人件費増加)し、収益性は一時的に低下
  • 財務面では流動性の一部を定期預金へ振替(投資CF:定期預金預入 1,500百万円)/株主施策として株主優待(5,000円クーポン)導入と業績連動型SO(2030年売上目標連動)を設定

好材料(ポジティブ要因)

  • 流通網・店頭配荷力の強化:スタイリング剤・ヘアケアの小売導入拡大で販路基盤が確立されつつある(配荷18.3千店/12.0千店)
  • 商品ポートフォリオ拡張の進展:スキンケア・メイクの全面リニューアル、ヘアケア(オイル・ミルク等)を育成セグメントとしてクロスセル余地大
  • 財務基盤の堅固さ:純資産増加(純資産合計4,115百万円)、自己資本比率約90%で安全性高く成長投資が可能

悪材料(ネガティブ要因)

  • 一時的な利益率悪化:販促投下・人件費増で営業利益率が21.5%→14.5%に低下、短期的な収益性圧迫
  • 商品集中リスクと委託生産依存:売上の大部分がワックス等主力カテゴリに集中しており、主要製造委託先への依存がリスク要因
  • サロンFC事業の逆風:シェアサロン普及や美容師のフリーランス化による人材流動化でロイヤリティ収入減少(サロン売上減少、収益性圧迫)
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長期成長期待

最終更新日:2026/10/15 16:30
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1. 成長期待のポイント

主力のスタイリング剤で既に強い販売基盤(配荷約18,300店)を確立し、CVS展開・シャンプー&トリートメント(配荷約12,000店)やスキンケアのクロスセルで今後3年は年率+5〜15%程度の売上成長が期待される。市場トレンドではヘアオイル/ヘアミルクが高成長(2020→2025で約+155%/+230%)と伸長余地が大きい。

2. 成長ドライバー別の分析

小売(ドラッグ/CVS)での配荷拡大とインストアシェア向上

  • 主力スタイリング剤の配荷は約18,300店舗(2026期末)に達し、インストアシェア向上で既存店売上が伸長。
  • さらにCVS(コンビニ)向け低価格SKU導入で購入ハードルを下げ、マス層へ浸透を図る計画。
  • 小売チャネル比率が高く(商品事業のリテール比率約67%)、販路拡大の効果が売上に直結しやすい。

ヘアケア・育成カテゴリのクロスセル(シャンプー/オイル/ミルク)

  • シャンプー&トリートメントは小売導入約12,000店舗に拡大済みで、スタイリング剤導入店を中心にさらに配荷余地あり(資料上は約+7,000店の余地示唆)。
  • ヘアオイル・ヘアミルクは高成長セグメント:2020→2025の成長率から推計したCAGRはヘアオイル約+21%/ヘアミルク約+27%(期間5年換算)。同社が注力すれば高い取り込み余地。
  • スタイリングで獲得した顧客接点を用いたセット販売や棚併置プロモーションでARPU向上が期待。

デジタル・サロン連携の効率的マーケティングとブランド強化

  • EC(自社・プラットフォーム)比率が拡大中。公式ECやSNS、サロンスタイリスト発信へ広告投下シフトで費用効率化を目指す計画。
  • サロン(LIPPS hair)を起点としたブランド訴求により認知の深掘りと長期顧客化(LTV化)を狙う。
  • 2030年売上目標100億円という高い目標に向け、業績連動型SOで組織コミットを強化している点も成長ドライバー。

3. 今後3年の業績成長イメージ

直近実績=2026年8月期売上4,666百万円、2027年予想4,908百万円(+5.2%)。今後3年は「(1)CVS向け新製品投入によるボリューム拡大」「(2)ヘアケア(オイル・ミルク等)の高成長取り込み」「(3)スキンケアのクロスセル浸透」で成長を加速。現実的シナリオでは年間成長率は中位レンジで5–15%(累積3年で約16–52%増)を想定。上振れシナリオ(配荷・認知度が想定以上に拡大)では年20%超も見込み得るが、これはマーケ施策と販路獲得の成功に依存する。

4. 課題・リスク

  • 主力カテゴリー依存:ワックス等の比率が高く、主力商品の需要低下や競合の台頭で業績が大きく影響を受ける可能性あり。
  • 供給・原価リスク:ワックス等は石油由来原料を使用。原油・ナフサ価格や物流コスト上昇が利益率を圧迫するリスク。
  • 人材流動化とFC事業:サロン業界の人材流動化でロイヤリティ収入やFC事業の安定性が脅かされる。人件費増加による固定費負担も重い。
  • マーケ費の効率化が必須:認知拡大のための投下継続が必要だが、ROIが低いと利益率悪化につながる。

5. 総括

リップスはスタイリング剤で確立した販売基盤と拡大中のヘアケア市場取り込みを武器に、今後3年は堅実な増収が期待できる。成長幅は販路拡大と育成カテゴリの取り込み次第で大きく変動するため、配荷拡大の進捗と販促効率、原材料コスト動向のモニターが投資判断の鍵となる。

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