東証プライム市場

ワコールホールディングス(3591)

概況

最終更新日:2026/08/10 16:27
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

26/3期は不動産売却で営業益を押上げた一方、事業利益は低迷。27/3期1Qは売上増も営業利益が大幅減り変動が大きい。

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主力事業

インナー軸にCW-XやECで海外展開、SCANBEやMelooopで新価値創造を推進。

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業績

26年通期は売上約1,715億、親会社利益約131億。27年1Qは売上489億で増収も営業益・四半期利益は前年同期比で大幅減少。

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注目点

中計2029はROIC重視で構造改革室を新設。資産効率化・政策保有株売却・配当100円と自己株取得を継続。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/10 16:27
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株式会社ワコールホールディングス

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 連結売上収益は489.05億円(前年比 +8.8%)と増収。米国のGlamorise買収寄与や英国Bravissimoの反動で海外が牽引(海外セグメント売上 +23.3%)。
  • 営業利益は18.12億円(前年比 △90.8%)と大幅減。前年同期に計上した新京都ビル等の固定資産売却益(前期に大きく計上) の反動や、成長投資・販管費の先行投下が主因。
  • 現金は期末で317.49億円(前期末比 △124.21億円)に減少。子会社取得などの投資支出や配当支払が影響(投資活動支出約62.29億円等)。

決算数値概要

  • 売上高: 489.05億円 (前年比 +8.8%)
  • 営業利益(経常利益): 18.12億円 (前年比 △90.8%)
  • 純利益: 15.53億円 (前年比 △88.7%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 2026年4月に米国のGlamorise Foundations, Inc.を買収(D2C強化・プラスサイズ領域へ本格参入)。
  • 2026年5月に新技術研究拠点「Melooopラボ」開設(Melooop技術の実用化・新用途展開を加速)。
  • 6月に「中期経営計画2029」を策定・公表し、ROIC重視の事業ポートフォリオ再編やECシフト、CW‑X強化などを掲げた(定量目標あり)。

好材料(ポジティブ要因)

  • 海外成長:米国(Glamorise買収)・欧州(Bravissimoの回復)などで海外売上が大幅伸長。海外セグメントの利益寄与が継続する見込み。
  • 技術・新規領域投資:MelooopラボやSCANBEなどボディデータ/新素材技術への投資が中長期で差別化・新収益柱につながる可能性。
  • 経営体制・計画の強化:中期経営計画2029でROIC・資本効率を重視、構造改革やアセットライト等の財務戦略が明確化(株主還元継続も明記)。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 利益面の不安定性:前年同期の固定資産売却益の反動で営業利益が大幅減。非経常要因により比較が乱れやすい。
  • 国内需要の弱さ:国内ワコール事業は売上減(国内セグメント △2.0%)で、得意先の販促縮小や気候影響などで実店舗が低調。
  • 中国市場の苦戦:不採算店舗の撤退や大型ECセールの苦戦で現地通貨ベースの販売が低迷、構造改革が必要な状況。
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/10 16:27
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1. 成長期待のポイント

ワコールは中期経営計画2029で「売上2,010億円・事業利益85億円(29/3期)」を目標に設定。2026実績1715億→29/3計画2010億は年平均CAGR約5.5%を想定し、ECシフト・CW‑X拡大・海外M&AのPMIで収益回復を狙う。

2. 成長ドライバー別の分析

国内の事業再構築(ECシフトとブランド強化)

  • ECチャネル強化:過去実績でEC市場は高成長(2018–23年のEC市場CAGR約10.6%)、会社はEC比率を26/3期21%→29/3期25%→31/3期29%へ引き上げ目標。
  • ボディデータ/パーソナライズ:SCANBE・「わたしに合うブラ診断」を軸に顧客体験を強化しLTV向上を図る。
  • 高付加価値・商品ポジショニング:ハイプレミアムやアフォーダブル拡大で市場の縮小分を補完(ブラ市場では高価格帯が拡大傾向)。

コンディショニングウェア(CW‑X)と新価値創造

  • CW‑Xを成長ドライバー化:スポーツアパレル市場は拡大(出荷額CAGR約3%想定)、CW‑X売上計画は26/3期49億→29/3期74億→31/3期101億と高成長目標。
  • Melooop等の生産技術で差別化と新用途(自動車資材等)展開を目指す。
  • ヘルスケア・B2B展開(施設設置等)で新収益柱創出を図る。

海外成長(M&A活用とエリア最適化)

  • 米欧でのPMI強化:米国(Glamorise)や英BravissimoとのシナジーでEC拡大。米国売上計画例:26/3期240億→29/3期354億→31/3期396億(現地基準の計画値)。
  • 組織再編で意思決定高速化(欧米本部/中国・アジア本部へ)。欧州はBravissimoを活かし大陸展開、米国はECとCW‑Xで浸透。
  • 中国は不採算店撤退・チャネル再編で構造改革→29/3期で黒字化を目指す(在庫・店舗の徹底整理を実行)。

3. 今後3年の業績成長イメージ

2026実績1715億から2029目標2010億まで年平均約5.5%成長を想定。短期(2027)は2026比で回復基調(会社見通し1876億、+9.4%)となり、27→29年度にかけてEC拡大・CW‑X成長・海外PMIが寄与して売上を段階的に拡大。事業利益は構造改革と価格最適化で黒字化→29/3期の85億目標へ加速するシナリオ。

4. 課題・リスク

  • 市場構造リスク:レディスインナー市場は構造的に縮小傾向(需要減)で、既存チャネルの収益性低下が継続する可能性。
  • 実行リスク:中計リバイズでの未達歴があるため、構造改革室や組織改編で実行力を担保できるかが重要。PMI失敗は海外成長を毀損。
  • マクロ・コスト要因:原材料高・賃金上昇、為替変動(ドル・ポンド)や中国市場の低迷が利益率に直撃する恐れ。
  • 投資回収リスク:Melooop等の新価値創造投資や設備・IT更新の回収に時間がかかる可能性。

5. 総括

目標達成には年率約5–6%の売上成長と事業利益の大幅改善が必要。EC比率向上・CW‑X成長・海外PMI成功が鍵だが、国内市場縮小と過去の計画未達の教訓を踏まえ、実行力とコスト管理の検証が投資判断のポイントとなる。

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