東証グロース市場

デジタルグリッド(350A)

概況

最終更新日:2026/09/10 17:40
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

2026年7月期は7期連続で増収増益。売上71.1億、営業30.2億、総契約容量1,429MWへ拡大し成長基盤を強化。

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主力事業

DGPを基盤に電力PF・再エネPFを展開し、系統用蓄電池のアグリゲーションと保有で第三の柱を育成中。

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業績

売上71.1億(+15.6%)、営業30.1億(+10%)。DGP手数料は単価調整で減収も契約容量増で補填。

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注目点

蓄電池関連が収益化フェーズへ移行。中計で29/7期に売上100億超・調整後EBITDA40億超を目標に、保有拡大と資金調達を推進。

最新決算の要点

最終更新日:2026/09/10 17:40
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デジタルグリッド株式会社

2026年7月期 通期決算


決算の重要ポイント

  • 7期連続の増収増益を達成。売上高は前期比+15.6%で過去最高を更新
  • 総契約容量が1,429MW(前期比+38.3%)と大幅拡大、月次解約率が2.90%→1.64%に改善しリカーリング収益比率は70.3%
  • 蓄電池関連(AS/アセット)事業が収益化フェーズに入り、投資意思決定ベースで中期目標(蓄電池100億円投資)を概ね完了

決算数値概要

  • 売上高: 71.13億円 (前年比 +15.6%)
  • 営業利益: 30.18億円 (前年比 +10.0%)
  • 純利益: 20.38億円 (前年比 +9.0%)

前回決算からの主なUPDATE

  • DGP手数料売上高は前年同期比で減少(4,514百万円、△5.8%)し、手数料単価の調整圧力が継続
  • 蓄電池投資に関する意思決定を第1年目で概ね完了(中計の100億円投資枠を進捗)し、DGAMの保有案件が拡大
  • 資金調達枠の拡充と短期借入の増加により流動性確保(コミットメントライン増額含む)、一方で支払利息・金融費用が増加

好材料(ポジティブ要因)

  • 契約基盤の拡大と継続性:総契約容量+38.3%、解約率改善により収益の安定性が向上(リカーリング比率70.3%)
  • 蓄電池事業の立ち上がり:AS売上・取扱量が急成長中で、DGAM保有分の稼働拡大により中期的な収益拡大期待(27/7期に売上20億円超見込み)
  • 高収益性の維持:営業利益率42.4%、ROE21.7%と高い収益性を確保している点

悪材料(ネガティブ要因)

  • 手数料単価の下落圧力:競争激化に伴うDGP手数料単価低下でDGP手数料売上高が減少し、既存事業の収益成長に制約の可能性
  • 財務コストの増加:蓄電池投資や未収入金増加等に伴う借入金増で支払利息・営業外費用が増加(短期借入金大幅増)
  • 市場・制度リスク:JEPX価格の変動や需給調整市場(EPRX)の制度変更(上限価格引下げ等)が蓄電池事業の収益性に影響するリスク
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長期成長期待

最終更新日:2026/09/10 17:40
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1. 成長期待のポイント

DGPプラットフォームの契約拡大(総契約容量1,429MW、前期比+38%)と再エネPPA/証書事業の拡大、系統用蓄電池(AS)保有・アグリゲーションの収益化で、今後3年は売上・EBITDAともに年率二桁成長が期待される。

2. 成長ドライバー別の分析

DGPプラットフォーム(電力PF)の拡大

  • 総契約容量は1,429MWへ拡大(前期比+38%)、取扱電力量は3,152GWh(+17.7%)と量が増加中。
  • DGP手数料収入が売上の中核(26/7期 DGP手数料約45.1億円)で、解約率改善(2.90%→1.64%)によりストック収益性が向上。
  • コールセンター新設やアウトバウンド営業、卸先拡充、ヘッジ型商品の拡充により顧客獲得と収益の質改善を推進(固定化取引比率は夏ヘッジで容量ベース19%まで拡大)。

再エネPF(PPA・証書仲介)の成長

  • RE Bridge登録発電事業者150社、登録設備容量2GW超とマッチング基盤が拡大。
  • FIT非化石証書代理調達「Econohashi」の累計取扱量は拡大中(累計数十億kWh規模)、企業のPPA需要の顕在化を取り込む。
  • 再エネ取扱容量は393MWに到達、長期PPA中心で収益の安定性が高い(契約期間20年程度が基本)。

系統用蓄電池(AS)と自社保有(DGAM)

  • AS取扱量は165MW(EPRX参入済100MW超)、AS事業は収益化フェーズへ移行し26/7期は売上約4.8億円・利益約2.8億円。
  • DGAMによる蓄電池投資意思決定は概ね完了(中計で100億円投資枠、投資決定済容量は累計36.3MW、27/7期に30.2MW稼働予定)。
  • 市場サイドでは25年500MW→2030年4,700–7,900MW→2040年20,000–33,000MWの想定と大幅拡大見通し(需給調整・裁定機会増)。

3. 今後3年の業績成長イメージ

会社計画では27/7期売上約79.7億円(前期比+12%)、調整後EBITDAマージン40%目標。中期では29/7期に連結売上高100億円超、調整後EBITDA40億円超を掲げる。プラットフォームの契約容量CAGR目標は30%超、ASの保有・運用収益が本格化(27/7期にAS売上20億円超見込み)すれば、売上は緩やか→加速的に上振れ、EBITDAは高水準を維持する想定。

4. 課題・リスク

  • 手数料単価の競争下落:市場競争激化で1取引当たり利用料が圧迫されると粗利圧縮リスク。
  • 市場価格ボラティリティと資金繰り:JEPX高騰時の未収入金増加や運転資金需要増、借入依存で財務負担増(コミットメントライン拡大済だが注意)。
  • 蓄電池事業の制度・価格リスク:需給調整市場の上限価格引下げや市場ルール変更で収益性悪化の可能性。
  • 実行リスク:蓄電所の遅延・コスト超過、営業投資の採用負担増、M&A/投資の採算確保が重要。

5. 総括

プラットフォーム経由の契約拡大、再エネPPA需要、蓄電池の収益化がそろえば今後3年で売上100億円超と高収益化が現実的。ただし手数料単価、電力市場変動、蓄電池の制度・採算面の実行力が投資判断の分岐点となる。

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