東証プライム市場

カカクコム(2371)

概況

最終更新日:2026/08/05 12:48
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

FY26/3は売上941億(+20%)で増収も営業益は272億と減少。食べログ・HRが牽引する一方、求人投資やTOB対応費で利益を圧迫。Q1は増収だが一時費用で利益伸び悩む。

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主力事業

価格.com(購買比較)、食べログ(予約・広告)、HR(求人ボックス+エンゲージ)、インキュベーションを展開するメディア複合体。

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業績

食べログとHRが成長牽引。求人ボックスはブランド投資で売上拡大も販管増。通期は増収だが投資で利益圧迫。

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注目点

エンゲージ買収(2026/4)やLiPLUS連結、調整後EBITDA導入。HR分野への積極投資により短期は費用先行。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/05 12:48
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株式会社カカクコム

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上収益は前年同期比+17.0%の257.00億円と増収(食べログ・HRが牽引)
  • 営業利益は68.84億円(前年同期比△5.6%)と減益(主にTOB対応など一時費用の増加)
  • 親会社の所有者に帰属する四半期利益は46.89億円(前年同期比△6.3%);調整後EBITDAは89.55億円(Q1)

決算数値概要

  • 売上高: 257.00億円 (前年比 +17.0%)
  • 営業利益(経常利益): 68.84億円 (前年比 △5.6%)
  • 純利益: 46.89億円 (前年比 △6.3%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 2026年4月1日付で株式会社エンゲージを連結子会社化(Q1寄与:売上14.13億円、四半期損失0.63億円)。HRセグメント(求人ボックス+エンゲージ)として連結化。
  • 営業面は増収だが、公開買付け(TOB)対応に伴うファイナンシャル・アドバイザーや弁護士等への報酬など一時的費用の発生で営業利益は減少。
  • 経営指標として「調整後EBITDA」を導入(Q1実績:89.55億円)。のれん・無形資産の増加(エンゲージ連結の影響)により資産構成が変化。

好材料(ポジティブ要因)

  • 食べログ事業が堅調:Q1売上109.18億円(+17.9%)、ネット予約人数3,703万人(+24.4%)と高成長を維持。
  • HR事業が大幅増収:Q1売上67.41億円(+44.5%)で事業規模拡大。求人ボックスの利用者・稼働アカウントが増加。
  • 手元資金は潤沢:現金及び現金同等物は480.07億円(Q1末)、財務余力を確保して成長投資やM&Aを継続可能。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 一時費用の増加で収益性悪化:TOB対応等の専門家報酬が発生し営業利益が前年割れ(短期的な利益圧迫要因)。
  • 価格.com事業の下押し:Q1売上55.18億円(△5.4%)と金融領域の弱さが全体を抑制。
  • HR事業の短期的利益圧迫:エンゲージ連結や営業体制強化によるコスト増でセグメント利益は大きく圧迫(Q1セグメント利益2.28億円、前年同期比減少)。
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/05 12:48
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1. 成長期待のポイント

食べログのオンライン予約拡大とHR(求人ボックス+エンゲージ)の連結拡大が主導し、連結でFY27は売上1145億円(+21.6%)、通期中期CAGRは約+13%の成長期待。

2. 成長ドライバー別の分析

食べログ:プラットフォーム拡大と高ARPUの維持

  • オンライン予約人数・有料店舗数が拡大し、FY26で飲食店予約や広告が高成長(オンライン予約は四半期で数千万単位増加)。
  • FY27の食べログ予想売上は465億円、5年CAGR想定+10%と中核成長を牽引。
  • 店舗向けDXや予約手数料・広告収入の収益性が高く、既存基盤からの収益拡大余地が大きい。

HR(求人ボックス+エンゲージ):M&Aによるスケール効果

  • 2026/4にエンゲージを連結子会社化し、HRセグメントのサービス幅と顧客接点が拡大。
  • FY27のHR売上予想は318億円(FY30目標では大幅拡大、5年CAGR+31%想定)で将来的な収益化余地が大きい。
  • ただし当面はブランド投資やグループ統合コストで赤字想定(初期投資期)だが、中期でARPU向上・シナジーで黒字化期待。

価格.com・インキュベーション:安定収益+新規領域の寄与

  • 価格.comはショッピングが堅調、保険や通信での安定収益がありFY27予想売上246億円(5年CAGR+3%)。
  • インキュベーション(旅行・暮らし等)はM&Aで成長(FY27予想117億円、5年CAGR+9%)、新規事業や横展開で上乗せ余地。
  • グループ横断の広告・流通送客効果で全体の収益性改善が期待できる。

3. 今後3年の業績成長イメージ

FY27ガイダンスは売上約1,145億円(+21.6%)、営業利益約308億円(+13.1%)。中期計画ではFY30に売上約1,430億円(5年CAGR約+13%)を目指す。初年度はHR投資で利益率抑制も想定されるが、食べログの高マージンとHRのスケール効果が重なり、3年で売上・EBITDAともに着実な拡大軌道へ回帰する見込み。

4. 課題・リスク

  • HRのブランド投資・M&A統合費用が想定以上に膨らみ、短期の利益圧迫が続くリスク。
  • 食べログ・求人領域は競争環境と広告需給に依存。広告費落ち込みや広告主離脱が業績直撃。
  • 金融(住宅ローン等)領域や旅行分野は外部環境(金利・旅行需要)で変動し、価格.comやインキュベーション収益に影響。
  • TOB対応や一時費用などの特殊要因、為替・景気変動も利幅に影響。

5. 総括

食べログの高成長とHRセグメントのスケールが主軸で、FY27〜FY30にかけて売上・調整EBITDAの拡大が期待される。短期はHR投資負担で利益の出方に波がある点をリスクとして注視する必要がある。

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