東証プライム市場

日本ハム(2282)

概況

最終更新日:2026/08/07 17:46
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

第1四半期は売上384,946百万円(+8.7%)、事業利益が拡大し過去水準。原料高・円安が下押し要因となる。

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主力事業

食肉・加工・スポーツの三本柱。垂直統合で調達から販売まで一貫管理し、価格転嫁力と在庫コントロールが強み。

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業績

事業利益は改善して過去水準を維持。税負担増や在庫増で営業CFは圧迫されるも通期見通しは据え置き。

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注目点

輸入原料高、豪州生体相場高、知床工場火災の影響。借入増と自己株取得・消却を実施、配当予想は期末180円。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/07 17:46
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。

日本ハム株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高は前年同期比+8.7%の384,946百万円(約3,849億円)と増収。輸入食肉の販売単価上昇や加工事業のコンシューマ売上伸長が寄与
  • 会社指標の「事業利益」は+19.5%で19,415百万円(約194億円)と大幅増だが、IFRSベースの営業利益は17,236百万円(約172億円)で前年同期比△5.6%と減少(指標間での差異に注意)
  • 親会社の所有者に帰属する四半期利益は10,772百万円(約108億円、前年同期比△5.6%)と減益(法人税費用の増加等が影響)

決算数値概要

  • 売上高: 3,849億円 (前年比 +8.7%)
  • 営業利益(経常利益): 172億円 (前年比 △5.6%)
  • 純利益: 108億円 (前年比 △5.6%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 2026年4月付で「スポーツ・エンターテイメント事業部」を新設し、従来のボールパーク事業を編入。セグメント区分および全社費用配賦を変更
  • 自己株式の取得・消却を実施(第1四半期に自己株式取得の支出:約100.01億円、4月30日に4,850,004株を消却し発行済株式数を引下げ)
  • 期中に借入を実施し有利子負債が増加(有利子負債合計は252,983百万円に増加)、現金及び現金同等物は期末で58,321百万円に減少

好材料(ポジティブ要因)

  • 事業利益(会社基準)が大幅増(+19.5%)と、垂直統合モデルによる調達最適化・在庫管理が利益確保に寄与している点
  • スポーツ・エンターテイメント事業は来場動員・チケット/物販/飲食が堅調で高収益(第1四半期で事業利益増、事業部の収益性向上)
  • 主力コンシューマブランド(例:シャウエッセン等)の販売好調により、加工事業のトップライン改善が確認できる点

悪材料(ネガティブ要因)

  • 原料価格高騰や円安など外部環境の影響でコスト負担が増大し、IFRSベースの営業利益は減少。今後の市況変動リスクが残る
  • 豪州牛肉事業は生体相場の高騰等で粗利悪化の影響(豪州事業の利益減少が確認され、通期見通しでも下押し要因)
  • 自社株取得・消却や短期借入増加による資金配分の変化と、四半期末の現金減少(流動性・財務バランスの動向に留意が必要)
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/07 17:46
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1. 成長期待のポイント

垂直統合による輸入食肉の調達力と国内生産強化、主力ブランド(シャウエッセン・桜姫)拡大、ボールパーク事業の収益化で、今後3年は売上は緩やか成長、利益は外部環境次第で変動するが中期で回復を目指す。

2. 成長ドライバー別の分析

食肉事業:グローバル調達力と国内の川上強化

  • 輸入食肉の適正な価格形成と在庫管理で利益確保(1Qで増益寄与)
  • 国内では国産鶏の生産性向上・社外調達拡大で供給安定化を推進
  • 豪州牛肉は販売単価上昇で売上拡大も生体相場高騰で粗利は圧迫(通期計画は減益織込)

加工事業:ブランドと海外展開でトップライン伸長

  • 主力ブランド「シャウエッセン」成長施策で国内コンシューマ回復(会社目標:900億円規模)
  • 北米・アセアンでの販売拡大と買収企業の生産立ち上げで海外売上拡大を狙う(海外社外売上目標含む)
  • 収益性改善に向けライン統廃合・固定費削減・価格改定を実行(構造改革で利益体質強化)

スポーツ・エンターテイメント(ボールパーク):非食品での高収益化

  • エスコンフィールド等の来場者堅調でチケット・広告・グッズ・飲食収入が好調(1Qで増収増益)
  • 周辺開発や新駅開業を見据えた資産活用で中長期の収益拡大余地あり
  • ボールパークのシナジー(グループ販促・イベント)で安定したキャッシュ創出源へ

3. 今後3年の業績成長イメージ

会社計画では2027年3月期売上1,500,000百万円(前期比+2.9%)、事業利益61,000百万円(同▲10.7%)と外部逆風を織り込む。短期は原料市況・為替で利益変動が大きいが、ブランド拡大・川上投資・構造改革・海外立て直しが進めば、売上は年次で約2–4%の緩やかなCAGR、営業利益率は構造改革と販路強化で中期的に回復する想定。

4. 課題・リスク

  • 原料(飼料・牛肉等)市況高騰や地政学リスク(中東情勢)がコストと収益性を圧迫
  • 為替変動(円安は恩恵だが不安定)は利益に大きく影響
  • 豪州牛や海外事業のボラティリティ、北米/アセアンの立て直し遅延リスク
  • 既往の生産事故(知床工場火災)のような供給制約や一時的事業損失
  • 大型投資・M&Aや自己株取得等の資本配分が想定外の財務負担を招く可能性

5. 総括

ニッポンハムは調達力・ブランド力・ボールパークという複数の収益エンジンを持ち、中期で安定成長が期待されるが、原料市況と海外事業の不確実性が業績振幅の主因。投資判断は市況見通しと構造改革の進捗確認が重要。

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