東証プライム市場

日揮ホールディングス(1963)

概況

最終更新日:2026/08/07 17:43
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

Q1は売上減少も営業・経常・純利益が大幅増。現金・自己資本は堅調で、BSP2030で成長投資を加速。

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主力事業

総合エンジニアリングと機能材製造が中核。LNGや半導体向けEPC・触媒で海外展開を推進。

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業績

売上は減少も営業・経常・純利益は改善。受注残は約1.16兆円。

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注目点

持分法関連の水ingを約250億円で譲渡、連結譲渡益約199億円。BSP2030で2030年営業600億・投資2,800億・DOE導入。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/07 17:43
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日揯ホールディングス株式会社

2027年3月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上高は前年同期比△16.1%の1,592.99億円と大幅減少(主に総合エンジニアリング部門の売上減)
  • 営業利益は123.55億円(前年同期比+56.4%)と大幅改善、経常利益は213.78億円(前年同期比+132.3%)と増益(為替差益等の営業外収益寄与)
  • 決算発表後の重要事象:持分法適用関連会社である水ingの株式を2026年7月1日に譲渡(譲渡価額250.68億円、連結売却益199.33億円)し、グループから除外(今後の業績・資金に大きな影響)

決算数値概要

  • 売上高: 1,592.99億円 (前年比 △16.1%)
  • 営業利益: 123.55億円 (前年比 +56.4%)
  • 純利益: 116.17億円 (前年比 +107.4%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 連結範囲の変更:新規連結子会社 JGC Emirates L.L.C-FZ を連結(連結範囲拡大)
  • 連結子会社の会計期間変更:PT. JGC INDONESIA の会計期間を仮決算実施方式へ変更(当四半期に6か月分を連結)→ 比較可能性に影響あり
  • 重要な後発事象として水ing株式を譲渡(2026/7/1完了)、特別配当調整後の譲渡価額は250.68億円、連結売却益約199.33億円を計上(今後の収益構造・キャッシュに影響)

好材料(ポジティブ要因)

  • 営業採算が改善:売上総利益が増加し営業利益率が回復(売上総利益20,352百万円、前年15,445百万円)し事業の採算性が改善
  • 強固な財務・流動性:現金預金は期末で414,059百万円と手元流動性が厚く、自己資本比率は50.0%を維持(財務余力あり)
  • 大型受注残高を保有:第1四半期末受注残高は1,158,662百万円(約1.16兆円)と高水準で中長期の収益源を確保

悪材料(ネガティブ要因)

  • 売上高の大幅減少(△16.1%):受注→売上への取り込みが鈍化しており短期的な成長懸念が残る
  • 利益の一部が非継続的要因に依存:経常増益には為替差益等の営業外収益(為替差益3,882百万円など)の寄与が大きく、利益水準の持続性に不確実性あり
  • 事業ポートフォリオの変化(持分法適用会社の譲渡)により、今後の安定収益源や持分法利益が減少する可能性(短期的には特別益だが、中長期の収益構造に影響)
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/07 17:43
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1. 成長期待のポイント

日揮はFY2027計画の営業利益400億円→2030年目標600億円を掲げ、受注残約1.16兆円・5年成長投資2,800億円を背景に、LNG中心のEPC回復+機能材拡大で今後3年は営業利益年平均約15%成長が期待される。

2. 成長ドライバー別の分析

LNG・大型EPC需要と受注残の実行

  • 受注残が約1.16兆円と高く、既存案件の収益化で短中期の売上基盤が安定。
  • LNGや天然ガス中心の設備投資は継続的需要が見込まれ、EPC収益の再強化に直結。
  • BSP2030で遂行体制・リスク管理強化を打ち出しており、過去の採算悪化の改善が進めば利益率向上が期待。

機能材製造事業(触媒・ファインケミカル・ファインセラミックス)

  • 半導体・電子材料向け製品や触媒需要の回復で非EPC収益の成長期待が高い。
  • 機能材製造事業オフィスを中心に海外展開・設備投資で販売力強化(半導体関連の拡販を明記)。
  • 非EPCモデルは収益のボラティリティを低減し、営業利益率改善に寄与する可能性。

ソリューション・新規事業と成長投資

  • CO2回収、長時間蓄エネ、薄膜太陽電池、バイオものづくり等のソリューション事業を育成(BSP2030で推進)。
  • 5年間で約2,800億円の成長投資(M&A含む)を計画しており、早期効果の高い案件に重点投下。
  • 戦略的提携(例:SLB、Energy Dome、Nixyte等)により商用化・事業化の加速を目指す。

3. 今後3年の業績成長イメージ

FY2027は会社計画で営業利益400億円(FY2026=約354億円から+13%)。2030年600億円到達を目標とすると、FY2027〜2030の営業利益CAGRは約14–15%必要。したがって「今後3年」は①FY2027の計画達成、②機能材比率の上昇とソリューション事業の早期収益化で利益率を着実に上げ、年平均でおおむね10〜15%台の営業利益成長(シナリオ依存)が現実的な目標レンジとなる。売上はプロジェクト受注・引渡しタイミングで変動する点に留意。

4. 課題・リスク

  • EPC遂行リスク:過去の不採算案件の再発防止が不可欠で、遂行体制の改善が遅れると採算悪化リスク。
  • 受注先のCAPEX先送り・地政学リスク:金利・建設費上昇や中東情勢の悪化で投資が遅延する可能性。
  • 新規事業の商用化遅延:バイオやCO2回収等は収益化時期が不確実で、投資回収が長期化する恐れ。
  • 為替・資材価格変動やサプライチェーン制約がコスト・利幅に影響。
  • 競合・市場環境:機能材分野の国際競争激化で想定シェア確保が困難となるリスク。

5. 総括

受注残・成長投資・機能材の強化を背景に営業利益は今後3年で着実な増益が期待されるが、鍵はEPC遂行の安定化と新規ソリューションの早期収益化。投資判断は「FY2027計画の達成状況」「受注残の消化ペース」「機能材・ソリューションの売上比率」を注視するとよい。

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