東証グロース市場

アストロスケールホールディングス(186A)

概況

最終更新日:2026/09/11 16:26
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

第1四半期は306億円の資金調達で現預金約349億円に拡大。収益は一時減速し営業損失が継続するが基盤は強化。

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主力事業

非協力物体RPOを実証。EOL/ADR/LEX/ISSA等の軌道上サービスを政府・防衛・民間へグローバル提供。

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業績

Q1はプロジェクト収益約20億円で減少、営業損失継続。一方で6月の調達により現預金は約349億円に増加。

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注目点

資金調達で現預金は約350億円に増加。COSMICフェーズ3は不採用だが経営は影響限定とし、継続受注と打上げ準備を優先。

最新決算の要点

最終更新日:2026/09/11 16:26
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株式会社アストロスケールホールディングス

2027年4月期 第1四半期決算


決算の重要ポイント

  • 第1四半期はプロジェクト収益・売上収益が前年同期比で減少し、収益認識の遅延等により四半期損失が拡大(収益面の一時的減速)。
  • 資金調達に成功し現預金を大幅に積増し(約306億円の調達により現預金約349.5億円へ増加)、成長投資と運転資金を確保。
  • 事業面ではADRAS-J2の打上げ契約(Isar Aerospace)確保、並びに仏子会社による欧州向けEOL実証受注(Exotrail案件)が進展。一方でCOSMIC フェーズ3は不採用。

決算数値概要

  • 売上高: 11.96億円 (前年比 △4.4%)
  • 営業利益: △27.50億円 (前年比 △15.7%)
  • 純利益: △30.72億円 (前年比 △153.7%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 2026年6月に実施した資金調達(転換社債・第三者割当等)で約306億円を確保し、期末現預金は約349.5億円に拡大。
  • ADRAS-J2の打上げ契約をIsar Aerospace(Spectrumロケット)と締結し、ミッションの打上げスロット等を確保。
  • 英国COSMICフェーズ3で当社提案が不採用となったが、影響は限定的と説明(技術ロードマップは他ミッションで補完可能との見解)。

好材料(ポジティブ要因)

  • 大規模資金調達により生産設備拡充やLEXI-P製造等の成長投資が行える資金基盤を確保(現金余力が大幅改善)。
  • ADRAS-J2の打上げ契約確保やELSA-M等既存ミッションの地上試験進展で技術実証・マイルストーン達成の見通しが具体化。
  • 欧州(仏)子会社がEutelsat OneWeb向け軌道離脱実証案件を受注(13.2百万ユーロ規模)、地域プレゼンスとパイプラインを強化。

悪材料(ネガティブ要因)

  • 複数プロジェクトで収益認識が遅延し、Q1のプロジェクト収益・政府補助金収入が前年同期比で減少。短期的な業績変動リスクが顕在化。
  • COSMIC フェーズ3の不採用は受注機会の逸失であり、英国における戦略的案件の獲得に影響を与える可能性(評価説明に不備があるとして当局と協議中)。
  • 収益性はまだマイナス(継続的な営業損失・大幅な四半期損失)、商用サービス(LEX等)の継続受注確度が今後の黒字化に直結する点は留意が必要。
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長期成長期待

最終更新日:2026/09/11 16:26
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1. 成長期待のポイント

アストロスケールは既に非協力物体へのRPOを軌道上で実証済み、政府(防衛)案件と民間の寿命延長(LEX)両面で受注パイプラインを保有。受注残高約379億円、2027年度プロジェクト収益見通し125〜170億円、手元現金約349億円を背景に、今後3年は段階的な売上回復と黒字化に向けた投資フェーズとなる。

2. 成長ドライバー別の分析

政府・防衛関連需要の顕在化

  • 英国のSDAやDefence Investment Plan、日本の宇宙領域防衛指針などで軌道上サービス(SDA・防護・燃料補給)需要が拡大。
  • 防衛関連受注残(APS-R、Orpheus、国内防衛省案件等)や入札パイプラインが厚く、短中期の継続受注化が収益性向上を牽引。
  • 参考指標:政府宇宙関連支出の過去成長(2016–2024年CAGR 約5.9%)、防衛宇宙支出は2016–2024年CAGR 約16.2%と高成長傾向。

民間向け寿命延長サービス(LEX)の商業化

  • LEXI-P(初号機)を起点に静止衛星向け寿命延長をサービス化。顧客との事前協議が多数進行(資料で約20社対話)。
  • 想定収益:運用後のLEX衛星からは1機あたり年間約US$10–15Mの寿命延長料を見込むため、複数機商流化で高マージン化が期待。
  • 衛星製造の資産化と306億円の資金調達により、LEXI-P製造・打上げ投資や2機目以降の量産準備が可能。

パイプラインの受注残→収益化(バックログの転換)

  • 受注残(受注済+受注内定)約379億円、主要プロジェクト(ADRAS-J2、ISSA-J1、ELSA-M、APS-R等)の地上試験・AIV進展により収益認識が加速。
  • 2027年度のプロジェクト収益レンジ(125〜170億円)は既契約ベース。既存ミッションの打上げスケジュール通り進めば上方の達成可能性あり。
  • 資金余力(現預金約349億円)で打上げ遅延や開発リスクに対するバッファを確保。

3. 今後3年の業績成長イメージ

短期(1年目): 2027年度は既存契約の進捗次第でプロジェクト収益が125〜170億円のレンジで推移。Q1は一時的に収益認識遅延が生じたが、下半期に向け既存案件のマイルストーン到達で回復基調。中期(2–3年目): LEX商用契約や防衛の継続受注(プロトタイプ→量産受注)が実現すれば、売上総利益率の向上と案件期間短縮で営業損益の改善が見込まれる。為替・打上げ成功が追い風になれば営業改善は加速。

4. 課題・リスク

  • 収益認識のタイミング遅延:政府補助金の計上やマイルストーン受領のタイミングで四半期業績がブレる(Q1での遅延事例あり)。
  • 入札・受注不確実性:COSMICなど重要案件の選定落ちリスクや、受注内定が契約に至らない可能性。
  • 技術・打上げリスク:開発遅延・部材調達問題、打上げ失敗はミッション損失や収益後退を招く。
  • 財務・為替リスク:外貨建て収支と円換算の影響(為替で収益に上下影響)および資金投下の回収期間が長期化する可能性。
  • 政策依存度:当面は政府・防衛案件依存度が高く、各国予算の変動や政治要因が受注に直結。

5. 総括

技術実績(非協力RPOの実証)と厚いバックログ、306億円の資金余力を武器に、今後3年は防衛案件の継続受注化とLEXの商用化で成長機会が大きい。ただし受注〜収益化のタイミング不確実性、打上げ・技術リスク、収益認識基準の保守性が短期的ボラティリティ要因となるため、投資は「段階的評価(milestone通過確認)」が適切。

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