東証プライム市場

INPEX(1605)

概況

最終更新日:2026/08/07 17:40
この章の文章はAIが開示資料をもとに生成しています。誤りを含む場合があるため、投資判断の際は開示一覧から原文もご確認ください。
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総括

2026年上期は売上微減だが営業は堅持。イクシス好調や税負担の減少で親会社利益が増加し通期を上方修正。

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主力事業

上流中心の石油・天然ガス事業を主軸に、豪州イクシスLNGが主要な収益源。再エネやCCSへの投資も進める。

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業績

上期は売上微減だが営業堅調、税前・当期利益は為替・油価追い風で改善。営業CFも好調で投資余力あり。

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注目点

中東情勢による油価・為替の変動リスクを注視。イクシス安定稼働と増配・自己株取得方針が主要な注目材料。

最新決算の要点

最終更新日:2026/08/07 17:40
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株式会社INPEX

2026年12月期 第2四半期決算


決算の重要ポイント

  • 売上収益は1兆5億円(10,005億円)で前年同期比△4.6%と減収
  • 営業利益は6,187億円で前年同期比+0.3%とほぼ横ばい、一方で親会社帰属の中間純利益は2,631億円で+17.7%と増益
  • イクシス(Ichthys)プロジェクトが堅調でセグメント貢献が拡大、通期業績予想および中間配当を修正・増額

決算数値概要

  • 売上高: 10,005億円 (前年比 △4.6%)
  • 営業利益(経常利益): 6,187億円 (前年比 +0.3%)
  • 純利益: 2,631億円 (前年比 +17.7%)

前回決算からの主なUPDATE

  • 通期業績予想を修正(親会社帰属当期利益見通しを5,100億円へ上方修正、配当も中間56円・通期112円へ修正)
  • 原油販売数量が大幅減(前年同期比△22.8%)だが、イクシスの利益寄与拡大により収益性は維持・改善
  • 財務・キャッシュ状況:総資産が増加(8.39兆円へ)し、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比増の5,538億円に改善

好材料(ポジティブ要因)

  • イクシス(豪州LNG)プロジェクトの堅調な生産・出荷でセグメント利益が拡大(投資回収・キャッシュ創出に寄与)
  • 原油価格上昇および円安が収益に追い風(為替・価格の外部環境による増益効果を見込む)
  • 営業CFが増加し、成長投資と株主還元(配当・自己株取得)を両立可能な資金余力を確保

悪材料(ネガティブ要因)

  • 原油販売数量の大幅減少(主因は販売先・輸送や生産調整の影響)、短期的な売上減につながるリスク
  • 中東情勢など地政学リスクによる市況・物流の不確実性(ホルムズ海峡等の供給制約が業績に影響し得る)
  • 積極的な成長投資・開発支出が継続しており、投資キャッシュアウト(当中間期は約4,247億円の投資支出)が短期的なフリーCFを圧迫する可能性」
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長期成長期待

最終更新日:2026/08/07 17:40
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1. 成長期待のポイント

イクシス(LNG)中心の安定生産と成長投資(約8,000億円規模)、高水準の原油市況・円安が重なれば短期で業績は大幅改善。2025年実績の約3,938億円から2026年は5,100億円台を想定する局面もあり、外部環境次第で3年で年率数%〜二桁の成長幅が見込める。

2. 成長ドライバー別の分析

イクシス(Ichthys)プロジェクトの安定収益化

  • イクシスは当社最大の利益源で、下流・LNG出荷の安定化が利益を底上げ(年間で数千億円規模の貢献見込み)。
  • 2026年度はイクシス寄与が通期で数千億円レンジ(数値幅は原油・ガス市況で変動)。
  • 追加の下流改善・稼働率向上で継続的キャッシュ創出が期待でき、投資回収と配当・自社株買い原資を支える。

外部環境(原油価格・為替)の影響度の高さ

  • 原油価格と円ドル為替の動向が業績に直結。想定シナリオで通期業績は大幅に変動(例: 高油價ケースで当期利益が数千億円上乗せ)。
  • 会社のレンジ想定では、ブレント想定$70〜$83で当期利益レンジが大きく変動するため感応度が高い。
  • 地政学リスク(中東情勢、ホルムズ海峡など)による短期供給制約が販売量と価格に即時影響。

成長投資と資本政策(投資→生産維持・株主還元)

  • 2026年度向け成長投資は約8,000〜8,500億円を見込む(既存LNG増強・新規案件・探索等)。
  • 総還元性向50%以上を目標とし、配当(累進)+機動的自己株式取得を継続。強いフリーCF時は還元上積み可能。
  • 投下資本効率(ROIC)はシナリオで6→8%程度を想定、ネットD/Eは保守的に管理(0.33~0.39レンジ想定)。

3. 今後3年の業績成長イメージ

2026年はイクシスの寄与と期中の高油価・円安で大幅増益(2025年約3,938億円→2026年5,100億円程度の想定シナリオ有)。その後2027–2028は成長投資の回収と生産維持により業績は「高水準での横ばい〜緩やかな増収増益」が想定される。シナリオ別では(1)ベース:原油・為替が中立なら3年CAGR約5%前後、(2)好環境:高油価持続でCAGR≧10%、(3)逆風:油価下落で減益もあり得る。

4. 課題・リスク

  • 原油・天然ガス価格と為替のボラティリティ:市況悪化で短期的に利益が大幅後退。
  • 地政学による出荷制約や海上ルートリスク(Hormuz等)は販売量に直結。
  • 大規模開発投資の遅延・コスト超過やプロジェクト税制変更が投資回収を圧迫。
  • エネルギー転換(脱炭素)長期化による資源需給構造の変化、規制強化・カーボンプライシングの影響。

5. 総括

INPEXはイクシスという強力な収益基盤と積極的投資・還元政策を持ち、原油・LNG高位保ちつつ安定稼働が続けば今後3年は魅力的な増益シナリオ。だが市況・為替とプロジェクト実行リスクが業績の主因となるため、投資判断は価格・供給リスクの見通しを重視して行うべきである。

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